こんばんは。創多(30歳・メーカー勤務)です。
今日はお酒の酵母についてお送りします。
お酒を作る際に欠かせないのが酵母で、それぞれの酒に酵母が存在します。
ビールにはビール酵母が有名ですが、他にもウイスキー、ワイン、日本酒にも酵母があります。
まずはビール。ビール酵母は15~20℃で発酵して炭酸ガスの気泡とともに発酵液の表面に浮き上がる上面発酵酵母と5~10℃で発酵して発酵後は凝縮して沈下する下面発酵酵母があります。
ウイスキー酵母は17~35℃の高温で発酵され、6~9%のアルコール分が生まれます。酵母が役割が終えるとミクロフローラと呼ばれる乳酸菌群などが働いて、酵母が使いきれなかった糖分を消費し、さらに香味の厚みを増します。こうすることにより蒸留所ごとに個性あるウイスキーができます。
ワイン酵母はぶどう果などに付着している自然の野生酵母により発酵が行われ、10~12℃で発酵し、10~12%のアルコール分を生み出します。
清酒酵母はウイスキーやビールのような糖化工程を持たず、発酵と糖化が同時に進行します。そのため発酵中にも糖分が供給され、16~20%という高濃度のアルコールが生成されます。その後は7~20℃と比較的低温でゆっくりと進み、清酒のさまざまな香りを生み出します。
それぞれのお酒で酵母があり、発酵して個性あるお酒が出来上がります。家ではなかなかまねできません。
お酒の深い歴史や工程について、おうちで勉強してみるのもいかがでしょうか。
というわけで、創多でした。
また明日。
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