＊＊＊出演＊＊＊
ムハンマド（55歳）
サレハ（50歳）
（一言）
今日は私たち夫婦が住む「アラブ首長国連邦」についてお送りします。
アラブ首長国連邦は「UAE」と略されます。UAEは中東の国の一つで、サウジアラビアの北側にあります。
石油産業が盛んで、海も見えており、特にドバイはリゾート地で、国内外で多くのセレブが住んでいます。
学校制度は6年制の小学校、3年制の中学校と高校、4年制の大学があり、義務教育は6～12歳。小学校のみです。子どもを学校に行かす義務はなく、親の自由意思に任せています。しかし、学費は国公立の場合は小学校から大学まで無料となっています。親と学校との関わり合いはなく、授業参観などの行事参加はありません。
スポーツはあまり盛んではありませんが、競馬は有名で、毎年3月ごろにある「ドバイワールドカップ」があります。「ドバイワールドカップ」は国内外から多くの競馬関係者やセレブが訪れ、セレブたちが競馬観戦を楽しんでいます。
UAEでは豚肉と酒の食用・飲用はNGです。
理由はイスラム教の信仰で豚肉と酒は食べたり、飲んだりすることができません。豚肉はそのものだけでなく、ハムやソーセージなどの加工品、ゼラチンやだしもNGです。酒はそのものだけでなく、料理酒やみりん、しょうゆは酒が含まれるため、調理としても使ってはいけません。UAEではハラール認証を受けた牛肉と鶏肉、魚介類、野菜、豆類、果物しか食べません。
UAEでは男女差別が多い社会です。女子差別が横行しているサウジアラビアほどではないですが、あらゆる生活で男女別に分けて規則が決まっています。学校でも男女別学となっており、国公立では入学後から、私立では9～10歳から男女別となります。服装も決まっており、男性は白装束、女性は全身に黒の服装を着用し、肌を見せることは厳禁です。女性が肌を見せる服装ができるのは自分の家のみ。他の国からは男女差別と思われていますが、イスラム教信仰の理由で決まっており、これはどうすることもできません。
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