梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

激論!!~新政権で何ができるのか?~

こんばんは。翔希(中2)です。

久々の「激論」シリーズ。

第4回は「新政権で何ができるのか?」です。

 

2012年の12月16日に衆議院議員解散総選挙が行なわれ、自民党が過半数を超える圧勝でした!!

12月26日に新首相として、自民党総裁安倍晋三氏が選ばれました。


第2次安倍内閣発足 首相就任会見 - YouTube

安倍首相率いる自民党と、宗教団体・「創価学会」が支持母体の公明党との連立で、「自公政権」が復活しました。

 

自公政権はかつては、小渕政権による「自自公政権」から始まり、のちに森政権による「自公保政権」に、小泉政権からその当時の「自公政権」として改革をし、「郵政民営化」などをはじめとした、「聖域なき構造改革」を進めてきました。

小泉氏が首相を辞任してから、今の安倍首相に引き継ぎ、学習指導要領の改正や「全国学力テスト」の復活などの改革を進めてきましたが、原因不明の腹痛(?)で、首相をわずか1年でいったん辞任しました。

その後は福田氏、麻生氏が立て続けに首相に就任。福田氏は1年以内で辞任し、麻生氏ものちの衆院解散総選挙で、民主党に敗北し、首相を辞任しました。

 

総選挙前の9月に自民党総裁選が行われ、当時再任する予定だった谷垣氏が総裁選を辞退。石破氏、石原伸晃氏(日本維新の会・代表の石原慎太郎前都知事の長男)らも立候補として出たほか、なんと、安倍氏が立候補!!自民党議員らによる投票で、安倍氏が総裁に選ばれました。

新政権で安倍首相は「憲法改正」や「自衛隊の軍隊化」を中心に、改革を進めようとしています。

こんな新政権で本当にいいのだろうか?

 

ここで、ぼくとコウコウ(パンダ・♂3歳)、隼人くん(高3)のレギュラーメンバーに、たま(アメリカンショートヘアー・♂2歳)、達志くん(中3)、明日香(中1)の6人で討論します。

場所はいつものように都内のファミレスにて。

いつものようにドリンクバーを注文して、討論開始です!!

 

翔希「それでは、今回の自公政権についてどう思う?」

コウコウ「これまで政権を握っていた民主党がひどかったからね~。外交問題に震災復興といろいろな問題が山積みしていたからね。消費増税法案も一部の元民主党議員らが反発して、離党する議員が相次いだからね。国民も自民党に投票したのは当然だと思う。」

達志「ぼくも同感!民主党って本当にひどい政党。特に福島原発の事故の時の対応がひどすぎると思う。国民の声を無視しているとゆうか、自己中心的な議員が多いように思う。」

明日香「そうですよね。選挙で負けた時の民主党議員の態度がおかしかったですもの。」

たま「マスコミもみんな民主党たたきだったね。特にフジ系の産経新聞などは民主党そのものを批判していたんだから。」

隼人「ぼくは民主党自体を好きでもないし、支持しているわけではないけど、自民党政権ではできなかった政策を民主党はやってくれたし、マニフェストの公約って、必ずしも実現できるとは限らない。政治って完璧なものではないから、誰でもミスをするよ。それなのに、自民党が政権を担ったときには、政策を実現しても誰も文句を言わないのに、民主党の場合はみんな文句を言っているよね。あれっておかしいと思う。」

翔希「確かにそうだよね。郵政民営化を実現した時は文句を言わなかった人は少なかったような気がする。民主党が実現した「子ども手当」などのときは、何で文句を言ったんだろうね。」

達志「その「子ども手当」も自民らの圧力で「児童手当」に変わってしまったし。」

隼人「民主党に対するマスコミ叩きが本当にひどかった。テレビも新聞もみんなそう。みんなそろって民主党の悪口合戦。今は「生活の党(旧:日本未来の党)」代表の小沢さんの政治資金問題しかり、普天間問題しかり、中国・韓国問題しかり、原発問題しかり…みんなこぞって悪口ばかり言っていた。なのに、自民党に対する批判だってあると思う。」

コウコウ「確かに自民党もひどい政党だよ。「郵政民営化」のときだって、郵便局の数がなくなって、アルバイト職員の雇用問題も発生した。「構造改革」のせいで、貧富の格差も出てきたしね。」

明日香「真知子(中1)の話では、学習指導要領改正で、「武道必修化」が問題になったよ。真知子の学校では柔道の授業に決まって、実際に何人かの生徒が大けがをしたんだって!担当の体育の先生が柔道の未経験者で、真知子もひざなどにあざができたって聞いた。私の学校では剣道だったからまだよかったんだけど。」

たま「うちの学校も剣道。」

達志「ぼくは中3なんで、武道は選択必須。柔道と剣道の中から、剣道を選択したけど。」

翔希「ぼくの学校では柔道。でも柔道を教える先生は外部から派遣してくれたからよかったけど。体育の教科担任の友人で、柔道の選手をしていたんだ。今は別の学校の非常勤講師をしながら、部活の柔道部の顧問をしている方なんだけど。」

隼人「話は教育になってしまったけど、安倍さんって、当時の政権の時も教育に力を入れてたみたい。さっき明日香が言ってた「学習指導要領」の改正も安倍政権の時に改正されたんだ。さっきの「武道必修化」だけでなく、道徳教育の拡充や総合学習の履修時間の削減や、中学の選択教科の廃止、そして詰め込み教育の復活。当時行われた海外の15歳(日本の場合は高1)対象の学力調査で、日本は海外よりも学力が落ちたことを背景に、「ゆとり教育」をやめようという世論が強まって、今のような詰め込み教育を復活させた。あともう一つは、その昔に実施してのちに廃止された「全国学力テスト」の復活だ。」

翔希「そうだった!「全国学力テスト」は、小5と中2の生徒全員を対象に、国語と数学(算数)の2教科の試験を受け、生活に関するアンケートにも書かなければならないやつだよね。」

たま「この学力テストを巡って、国公立の学校は強制参加。だけど、愛知の犬山市では公立では唯一学力テストを受けなかったことで話題になったよね。犬山市の決断も立派だったけど、のちに市民や市の関係者らからの反発で、結局は参加をせざるを得なくなってしまったけど。私立は学校側の判断で参加の可否を推奨したみたいだけど、多くの私立で学力テストの不参加が相次いだけどね。」

明日香「このテストのために、各学校で補習授業が相次いだよね。テストの点数を上げたいために、カンニングまで行う学校もあった。テストの結果は都道府県別に公表されるんだけど、上位は秋田などの地方が多かった。逆に最下位は大阪。これを受けて、「日本維新の会」の橋下さんが激怒したそう。」

コウコウ「自分が市長を務めているだけあって、自分の地元の府が学力テストで最下位じゃ怒るわ。」

達志「橋下さんは府独自で学力テストを実施したみたいだしね。民主党政権になってからは強制参加の学力テストは廃止になって、一部の学校のみ行う「抽出型」に変わったからね。」

たま「でも学力テストにかける予算は相当な金額らしいよ。テスト問題作成に採点する人の人件費などで何百億円もかかるそう。」

コウコウ「うそ~!!テストだけでこんなにお金をかけるの!?ありえないよね~。普通にある中間・期末テストなんかは個々の学校で作成するから、そんなにお金はかからないけどね。」

隼人「だから自民党政権はおかしいんだよ。教育にお金をかけるのはいいんだけど、ヘンなところにお金をかけるんだよね~。経済的理由で塾にも行けない子どものための補習教室を作るなど、いろいろ使うことはあるでしょ?自民党は昔から変なところに予算を使う習性があるんだよ。福祉や医療、年金、雇用などにはお金はかけずに、道路やダム、建物などの公共工事ばかりにお金をかける。あと、国会議員に対する特権も自民党が作ったもの。例えば、ぼくらは切符や定期を買って乗る電車やバスも、国会議員の場合は無料で乗り放題!引退した国会議員に対する年金も高額でもらえるし、無料パスもある。歴代首相や大臣の肖像画を何千万円で描いてもらって、それを国会議事堂に展示してあるの。」

翔希「でも公明党との連立を組んだおかげで、肖像画や元国会議員の無料パスなどは廃止になった。」

たま「公明党って、創価学会が作った政党でしょ?ぼくは嫌いだな。うちの親の知り合いの人が創価学会員で、毎回選挙の時は「公明党を入れてね。」ってお願いに来るの。あれって超ムカつく。」

達志「ぼくの家でもそう。近所のおばさんが創価学会員で、選挙の時は毎回家に来るの。うちの親も公明党に投票しろっていうことがわかっているから、居留守を使っているんだけど。」

明日香「創価学会ってしつこいよね。選挙の時は全員こぞって友人知人のところへ行って、公明党のお願いをするの。あと、学会の会合っていうの?夜に大人たちがお経を唱えて、その後に軍隊のような歌を歌って、ワーワー騒ぐの。あれうるさいし、超迷惑。12月になると「財務」と称して学会への多額の寄付金をするの。」

翔希「創価学会は戦前の発足当時は2人の会長がいたんだけど、戦後になってから、名誉会長の池田大作氏が今の学会の基礎を作った。大学や学校、「聖教新聞」などが次々と立ち上げたんだけど、公明党もその一つ。宗教団体が初めて政党を作ったんだ。創価学会員はみんな公明党に入れないといけないし、非学会員の家族や友人、知人にも公明党に入れることを強要している。公明党マニフェストでは、この公約を実現しましたとか、次はこの公約をしますって書いてあるの。中には必要のない公約まで実現したことも書いてある。公明党は庶民のための政治というスローガンを形では掲げているけど、実際は池田氏と学会幹部のための党。池田氏と学会幹部の意向に反映した政策が現に実現している。公明党創価学会は問題を起こしている学会員や公明党議員に対しては、厳しい制裁をすることで有名。学会をやめようとする人たちや入会を断る人たちをしつこいくらいにストーカー攻撃をするの。特に学会幹部が脱会をする場合はひどいストーカー攻撃をくりかえすの。常に会員数を増加させて、その数をキープするために、学会の脱会者が増えるのを恐れて、辞めさせないようにするためにね。すでに脱会している会員の名前も学会の各地域の支部のリストに残っているし。現に創価学会員や公明党の議員の中には問題を起こして逮捕されている人間もいるし。」


公明党支援by創価学会の久本雅美ww - YouTube

 


国家公務員の創価学会幹部 非常識ないやがらせ訪問 1 http://toyoda.tv/ - YouTube

コウコウ「ひどいよね~!!学会や公明党があるとろくなことがないよね~。でも何で、自民党はこんな宗教団体の政党との連立を組んだんだろう?」

隼人「簡単に言えば、自民党が自分たちのいいようにするのを防ぐために、公明党が一緒に連立を組みませんかって、自ら申し出たの。最終的には自民党をつぶして、自分たちのいいようにするためにね。」

たま「自民党もアホだよね~。こんなカルト宗教団体に騙されているんだもんね。」

明日香「自民党が自分たちのいいようにするのって、どういうことですか?」

隼人「自民党は歴史的に世襲の人間が多いこと。例えば、石原伸晃氏と宏高氏の兄弟の父親は、今は「日本維新の会」代表の石原慎太郎氏。慎太郎氏もかつては自民党の議員として、大臣も歴任していた。小泉元首相の息子は、自民党の議員をしている進次郎氏。福田元首相の父親は、同じく首相をしていた福田赳夫氏(故人)。かつては自民党の議員で、今は選挙で落選して事実上政界を引退をした田中真紀子氏の父親は、元首相で、「ロッキード事件」の主犯だった田中角栄氏(故人)。他にも歴代首相や大臣の父親と息子(娘)がそろって自民党議員っていうのがたくさんいる。もう一つは自民党は歴史的に公共工事やゼネコンに対し、お金を贈収賄をする事件を起こしたり、「薬害エイズ事件」や「宙に浮いた年金問題」など、あらゆる問題を起こしてきた。田中角栄氏のように逮捕された議員もいる。政治家ってたくさんお金がもらえるから、国民の生活を踏みにじってまで、自分たちのいいようにしたいやつが自民党議員にはたくさんいる。自民党って別名「自分党」って言うからね。福島原発だって、もともとは自民党時代に建設した原発施設。津波が起こることや震源地のある原発があっても、ずっと無視し続けてきた議員もいた。福島原発の事故は民主党だけのせいではないと思う!!」

達志「そうなんですか。」

隼人「今までの3年間は民主党が政権を握っていたけど、それ以前は自民党政権が握っていた。一時期は新進党とか社会党(いずれも当時)とかが政権を握っていた年もあったけど、戦後から約50年間一貫して、ずっと自民党独裁政治だった。安倍さんの話に戻るけど、安倍さんも世襲一族。父親は幹事長などをやっていた安倍晋太郎氏(故人)。おじいちゃんは首相をしていた岸 信介氏(故人)で、岸さんが首相の時に太平洋戦争(第2次世界大戦)が起こって、岸さんは戦争の主犯者。亡くなった岸さんは太平洋戦争のA級戦犯として祀られた「靖国神社」に墓がある。」

コウコウ「だから安倍さんは「靖国神社」参拝にこだわっていたんだ。」

翔希「安倍さんをはじめ、自民党議員の多くが、「靖国神社」に参拝に行くのが習慣になっている。かつては小泉さんが「靖国神社」を参拝をしたことで、中国や韓国の関係が悪くなっていたことがあったんだ。」

隼人「安倍政権になって、一番問題になっているのが、「憲法改正」。憲法の中で、自衛隊のことが書かれていて、安倍さんは自衛隊を「国防軍」に変更をして、自衛隊に「軍隊」を作ることを目的としている。」

明日香「ということは、日本に軍隊を作るってことですか?」

たま「日米条約などには戦争はしないと書いてあるのに、それを破るってこと?自衛隊の人は軍隊として戦争に行かされ、自衛隊の基地もアメリカ軍のような基地になるの!?」

隼人「そう。最終的には北朝鮮や韓国、中国と戦争を起こすの。ひどい場合はアメリカも戦争に加わる可能性もある。自衛隊がなかった戦前・戦中の日本では、若い男子を対象に「徴兵制」があって、よほど重い病気でない限り、全員軍隊として強制的に戦場に送り込まれた。」

明日香「ひどい…沖縄の米軍基地の問題や広島・長崎の原爆問題もあるのに、それでも戦争がしたいんですか!?私だったら絶対に嫌です!!」

達志「ぼくも反対です!!戦争をするために憲法を改正するなんて、国際的にもおかしいです!!国連などが反発しますよ!!」

翔希「今の日本人の中には、軍隊を作ってほしいっていう人もいるんだよね。戦争を知らない若い人が大半だけど、戦争を経験したご高齢の方も賛成の人がいる。」

コウコウ「ご高齢の方も戦争に賛成ってこと?普通だったら戦争はしたくないっていう人の方が多いのに!その人たちだって、戦争で家族や友人を亡くされた方だっているんだし。」

隼人「憲法改正を巡っては、賛成の政党と反対の政党がいる。賛成派は自民党以外では、日本維新の会がいる。代表の石原氏は憲法改正のために、自民党と連立を組もうとしている。逆に連立のパートナーである公明党は反対派だ。」

たま「「平和・文化・教育」をスローガンとしている創価学会が黙ってられないと思うんだ。公明党の代表でもある山口さんは憲法改正については慎重な構えを見せている。」

翔希「もし公明党憲法改正に賛成をしたら、創価学会が文句を言ってくるだろうしね。創価学会公明党では、中国との交流に力を入れているから、中国との戦争は避けたいからね。現に創価学会は中国や韓国にも活動拠点がある。それに名誉会長の池田氏は戦争の体験者で、実際に戦争で家族を亡くしている。さきほどたまが言ってた「平和・文化・教育」を掲げた学会の意向に逆行する形になってしまう。」

隼人「公明党がどうこう言っても、自民党が300議席を獲得している今では、この憲法改正案が参議院で否決されてもそのまま衆議院で可決される。憲法改正案をはじめ、年金や医療、福祉、教育、社会保障など、あらゆる法案が可決・成立する可能性がある。これまでの法律が改悪されて、生活がよりしにくくなる。自殺や孤独死、路上生活者(ネットカフェ難民も含む)が増える可能性がある。普通に働いている人でも給与水準が下がって、より生活ができにくくなる。学校も経済的理由で進学をあきらめざるを得なくなる。「秋葉原事件」のような凶悪犯罪が増えていく。だから、自民党民主党よりもひどい政党だ。」

コウコウ「民主党に反発して自民党に入れたツケが、こんなひどい形になってしまうんだね。」

隼人「だから消去法で政党に投票すると、思わぬような事態になる。公明党は反学会の人間が多く、獲得した票も学会票だけでとどまっているけど、自民党無党派層でも入れるやつが多い。本当に自民党を支持している人間はごく一部。実際には、心理的に自民党に投票するのが嫌がる人もいるくらいだ。」

翔希「新政権になっても昔の自民党政権に戻る可能性がある。自民党議員の中には若い新人議員もいるけど、昔の自民党イズムに洗脳される人間がほとんど。今後は監視していかないとね。」

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いろいろ話したけど、今回はここまで。

安倍自公政権の状況はちょっと注意が必要だぞ。

 

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