こんにちは。鈴子(36歳・司書)です。
今日は「人気の小説・エッセイ」をお送りします。
今月は3回にわたりまして、「本屋大賞」の歴代大賞作品をピックアップ!
「本屋大賞」とは、NPO法人の本屋大賞実行委員会が運営する文学賞で、これまでの文学賞は主催が出版社、選考委員が作家や文学者が多かったのですが、「本屋大賞」は一般書店の店員が選んだ一番売りたい本として、2004年に設立しました。
本屋大賞で大賞に選ばれた作家さんはのちの人気作家としての地位を築く、「人気作家の登竜門」の位置づけとなっています。本屋大賞は4部門ありますが、その中からメインである「本屋大賞」の大賞作品を紹介します。
今回は2004年の第1回から2008年の第5回までの作品を紹介します。
まずは小川洋子さんの「博士の愛した数式」です。2003年に刊行された小説で、本屋大賞の初代大賞作品です。2004年に第55回「読売文学賞」も受賞しました。2006年に映画化され、寺尾 聰さんらが出演しました。
次は恩田 陸さんの「夜のピクニック」です。2004年に刊行された小説で、第2回本屋大賞・大賞作品です。第26回「吉川英治文学新人賞」も受賞しました。2006年に映画化され、多部未華子さんらが出演しました。
次はリリー・フランキーさんの「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」です。2005年に刊行された小説で、第3回本屋大賞・大賞作品です。本のイラストもイラストレーターであるリリーさん自身が手掛けています。2006年にスペシャルドラマとしてドラマ化、2007年に連続ドラマとしてドラマ化され、2006年版が田中裕子さんらが、2007年版が速水もこみちさんらが出演しました。また、2007年に映画化され、オダギリジョーさんらが出演しました。このほか、舞台化もされました。
次は佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」です。2006年に刊行された小説で、第4回本屋大賞・大賞作品です。2008年にドラマ化され、元関ジャニ∞の内 博貴さんらが出演しました。このほか、ラジオドラマ、まんが化もされました。
最後は伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」です。2007年に刊行された小説で、第5回本屋大賞・大賞作品です。また、第21回「山本周五郎賞」を受賞。「このミステリーがすごい!」2009年版第1位にも選出されました。2010年に映画化され、堺 雅人さんらが出演しました。このほか、舞台化もされました。
次回は第6回~第10回の大賞作品を紹介します。次回は5月にお送りします。
というわけで、鈴子でした。
また明日。
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