ハロー!智明(40歳)です。
今日は今年最初の「人気の小説・エッセイ」をお送りします。
今月は「C・W・ニコル」さんをピックアップ!
ニコルさんはイギリス出身の作家・環境保護活動家で、多くの作品を残しました。
今日はすべてではありませんが、ニコルさんの作品を紹介します。
まずは「冒険家の食卓」です。1981年に刊行されたエッセイです。ニコルさんはイギリスのウェールズに生まれ、青年時代までウェールズで過ごしました。大学中退後にカナダで助手として働いたのちに1962年に空手を学ぶために日本に来日しました。その後はカナダで漁業の調査の仕事などを経て、再来日して、「日本大学」で日本語と水産学を学びました。来日期間中に最初の日本人妻と結婚しましたが、2人の娘をもうけた後に離婚しました。1970年に「たぬき」で作家デビューを果たしました。1980年に作曲家で画家のニコル麻莉子さんと再婚しました。
次は「風を見た少年」です。1984年に刊行された小説で、2000年にアニメ映画化されました。1995年に日本への帰化を果たし、同時にイギリス籍とカナダ籍を除籍されました。
次は「C・W・ニコルの旅行記」です。1987年に刊行されたエッセイです。2002年に「C・W・ニコル・アファンの森財団」を設立。2005年にイギリス政府から「名誉大英勲章5位(MBE)」を贈られました。
最後は「マザーツリー母なる樹の物語」です。2007年に刊行された小説で、これが作家としての最期の作品となりました。2016年に当時の天皇皇后両陛下(現:明仁上皇、美智子上皇后)がアファンの森を訪れ、散策の案内役を務めました。晩年は病気で闘病生活が続きましたが、2020年に帰らぬ人となりました。
C・W・ニコルさんは2020年に直腸がんのために死去しました。79歳でした。20代でカナダで環境の仕事をしながら、日本で空手を学び、のちに日本で環境活動家と作家としてメディアにも登場しました。また、ミュージシャンとして2枚のアルバムをリリース。日本の文化を学び、環境を学び、晩年まで活動を続けました。ニコルさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
次はどの作家が登場するのでしょうか?次回は3月にお送りします。
というわけで、智明でした。
また明日。
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