こんにちは。弘人(24歳・介護福祉士)です。
今日は看護師と介護福祉士の仕事の比較についてお送りします。
看護師は病院やクリニック、福祉施設等で仕事をする専門職。介護福祉士は福祉施設や介護専門病院などで仕事をする専門職です。
看護師も介護福祉士も共通する仕事は寝たきりの患者・利用者の歩行の手助け、食事の介助、風呂の介助、着替えの介助、患者・利用者の話し相手をすることです。
しかし、どちらかができてどちらかができない仕事もあります。
それは医療行為です。看護師は医師に従って注射や点滴などの医療介助ができますが、介護福祉士はそれができません。介護の分野では訪問入浴のサービスがありますが、体調管理と医療介助ができるのは看護師だけで、介護福祉士ではそれができません。
もう一つは介護福祉士は利用者に対して常に気をかけながら業務を進めていく必要があるため、利用者だけでなく、その家族との深い信頼関係を築いていかなければなりません。看護師でも同じかと思いますが、看護師の場合は患者と関わる時間は限られます。
資格取得ですが、看護師の場合は大学や看護学校を卒業時に看護師の国家試験を受験し、合格したら初めて仕事に就くことができます。介護福祉士の場合は介護系の大学・短大・専門学校の場合は卒業と同時に介護福祉士の資格が取得できます。それ以外の大学や短大、専門学校、介護系の高校の場合は介護福祉士の国家試験を受験をしなければなりません。介護系の高校の場合は卒業と同時に国家試験を受けなければなりませんが、それ以外の大学、短大、専門学校、高校では介護施設で3年間の実務経験を積んでから国家試験を受験することになります。
介護福祉士と似たような資格にホームヘルパー1・2級があります。ホームヘルパーは所定のスクールで講習を受けて初めて取得をすることになります。その中で1級は介護福祉士と同じ仕事が可能で、介護福祉士がいない施設ではホームヘルパー1級の取得者が仕事の指揮を執ることになります。
しかし、介護福祉士は国家資格ですが、ホームヘルパーは認定資格のため、立場的にも異なりますし、待遇も大きな差が出ます。現在、ホームヘルパーは1・2級ともに2013年に廃止となり、2級相当資格のホームヘルパーは「介護職員初任者研修」に名称が変更になりました。ホームヘルパー1級取得者が介護福祉士になるには、「介護職員実務者研修」を修了し、改めて介護福祉士の国家試験を受験しなければなりません。
仕事が似ているようで絶対的に違う看護師と介護福祉士。それぞれの資格を目指す方はそれぞれの学校に進学し、国家試験に挑戦してくださいね。
というわけで、弘人でした。
また明日。
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