梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

新型コロナが憎い!(その17)

こんにちは!健太(小5)です。

今週のおしゃべりカフェは先週に引き続き、「新型コロナ」についてお送りします。今日がいったん最終回となります。

今回は子ども男子メンバー3人でお送りします。

メンバーはぼく・健太、優太くん(中1)、拳矢くん(高2)です。

 

~ここからはオンラインチャットによる会話です~

健太「今日は東京、千葉、兵庫からリモートでお送りします。4週にわたって「新型コロナ」についてお送りしますが、今回はぼくたちでラストとなります。新型コロナが発生してから1年がたち、子どもの世界も大きく様変わりしてきました。まずは学校ですが、コロナが発生してからはどうなりましたか?」

拳矢「第1波の時だけ休校になって、学校からの課題と予習・復習をやるだけ。」

健太「ぼくも同じです。課題のプリント学習と予習・復習だけです。6月からは通常通りに学校が再開し、いつも通りになりました。」

拳矢「ぼくも同じ。第3波になっても学校があるから、マジで嫌だ。」

健太「実はうちの学校でコロナのクラスターが発生して、ぼくもコロナに感染しました。」

拳矢「マジで!?」

優太「それでどうなったの?」

健太「ぼくの方は症状がなかったので、自宅療養だけでしたが、ぼくの感染が原因で、姉(麻衣・高3)もコロナに感染しました。幸い軽症でしたが。」

拳矢「学校でコロナに感染するなんてマジでゾッとするわ。通っている高校では感染対策なんてしてないし。」

優太「消毒とかはしていますよね。」

拳矢「掃除と一緒に生徒が塩素水の消毒をさせられるだけ。机やいす、教卓などあちこちでやらなければならない。給食はどうなの?」

健太「いつもだったら各班で机をくっつけて囲んで食べるんだけど、コロナ禍では机はくっつけずに、黙って食べないといけない。しかも時間内に食べないといけない。」

優太「全然楽しくないよね。手を洗う時も冷たい水で洗っているの?」

健太「はい。冬は特に嫌ですね。」

拳矢「弁当は友達と一緒に自由に食べているけど、学食はすべてのテーブルにアクリル板が仕切ってあって、友達の顔が見えないし、1人で食べてる感があってマジで嫌。優太のところはどうなの?」

優太「ぼくはコロナ発生直後からずっとオンライン授業ですよ。」

健太「マジですか!?」

拳矢「今もそう?」

優太「はい。うちは私立ですが、東京だけでなく、神奈川や千葉、埼玉から通っている生徒もいるので、首都圏全体、日本や世界全体の感染状況を見て、真っ先に休校を決めたそうです。第1波が終息しかけた時には一部の保護者が学校の再開を求めましたが、学校側が東京の感染者がゼロになっていないために、学校の再開はダメでした。現在もオンライン授業は続いています。また、教師や職員たちもテレワークで、生徒はそれぞれの自宅で授業を受け、教師もそれぞれの自宅で授業を行っています。」

拳矢「教師もテレワークって、かなり徹底しているよね。」

優太「うちの学校の方が珍しいケースですが、海外ではこれが当たり前なんですよ。コロナが感染拡大し、ロックダウンとなっている欧米諸国では学校はすべて閉鎖され、教師と生徒はそれぞれの自宅で授業を実施しています。うちの学校では海外のやり方をベースにしているので、感染することなく、安心して授業を受けることができます。学校教育って教室で授業を受けるのがすべてではないですから。」

拳矢「部活はどうなの?」

優太「女子サッカー部や高校の硬式野球部は練習のために自主的に学校に行っていましたが、他の部活は一切やっていないし、中学や高校の大会も不参加です。部活の練習には出たいのは出たいですが、このご時世なので。」

健太「実際に他の学校では部活でのクラスター感染が起こっていますよね。」

優太「近所では「御殿山学園」のサッカー部がクラスターに遭いましたね。」

拳矢「部活でもクラスターが起こっているんだったら、どうしょうもないよな。家では外に出ることはないの?」

優太「ほとんど出てないですね。1度だけ通院のために病院へ行きました。MRIの撮影があるためです。通院先の大学病院ではコロナ対応でなかなか通院に行けず、2ヶ月に1回、主治医の森本先生(44歳・外科医)がうちの家に往診に来てくれるので、その分は助かっています。一応特例なんですが。」

健太「通院もなかなか行けないですよね。」

拳矢「内科や小児科以外の診療科のクリニックは気軽に受けれるけどね。」

優太「こないだ、かぜで熱があったんだけど、地元の小児科で診察を受けてかぜと診断されたんだけど、それでPCR検査を希望したのに断られたんだよね。しかも何度言っても同じ。それで森本先生がその小児科に連絡して、PCR検査を受けさせるようにと向こうの小児科に伝えたそうで、それでPCR検査を受けることができたんだ。ただ、地元の小児科ではPCR検査はやっていなくて、PCR検査を実施している地元の内科クリニックに紹介状を作ってもらって、そのクリニックに行って検査を受けた。結局は陰性だったけど、お母さん(あずみ・38歳・公務員)がぼくが熱を出したことであわてていたから、余計だったんだよね。しかも、自主検査の扱いだから、費用は3万円かかった。」

拳矢「そんなにするの!?PCR検査って!?」

優太「たまたま行ったクリニックではそうですね。他の病院では4万円以上かかるところもあります。」

健太「一般人のPCR検査はすぐに受けさせてくれないし、すぐに検査を受けれても高額なお金がとられる。うちの姉もPCR検査を保険診療で受けられなかったから、PCR検査のあるクリニックに行って感染が判明して。費用はやはり4万円はしました。ぼくの場合は他の生徒が先に感染したので、それでクラスの生徒と担任教師を対象に保険診療で受けれました。」

優太「お姉さんは濃厚接触にあたるんじゃない?」

健太「ぼくもそう思いましたが、保健所では濃厚接触者に該当しないとのことで。」

拳矢「弟がコロナに感染したんだから、姉だってコロナに感染するって。芸能人の場合はすぐに検査を受けさせてもらえるんじゃない?一応上級国民だし。」

優太「芸能人のコロナ感染も相手が先に感染して、自分が濃厚接触者に該当した場合は保険診療で受けれますが、ほとんどの芸能人は自主検査で判明したのがほとんどです。大きな所属事務所では定期的な検査を実施していますが、費用は本人か会社が負担しています。」

拳矢「自民党石原伸晃さんはすぐにPCR検査を受けられて、コロナ感染が判明したら即入院!これにはマジでムカついたよ!!」

優太「石原さんは不整脈の持病があったとはいえ、すぐに入院できたのは納得いかないです。一般人の方はPCR検査をすぐに受けられない割には感染が判明しても入院さえもできない。今は自宅で待機中に亡くなるケースが多く、保健所の対応に疑問がありますね。」

拳矢「保健所の対応もそうだけど、それを無視してきた政府や都道府県に問題があるんじゃない?」

優太「一部の自治体では迅速な対応をしているところはあるけど、東京と大阪はひどいと思う。」

拳矢「それは言えてる。大阪の感染拡大のせいで、ぼくが住む兵庫では感染者がマジで増えた。東京もフリップばっかり作っている暇があったら、ちゃんとした対策をしろって思うわ!!」

健太「ホントそうですよね。ぼくらの希望は学校の休校と、ちゃんとした感染抑制ですよ!!」

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(左から優太、健太、拳矢)

 

「新型コロナが憎い!」シリーズは今日でいったん終了となります。

次回はそれぞれのテーマに沿ったお題でお送りします。

 

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