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人気の小説・エッセイ(その34)

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こんにちは。美春(高3)です。

今日は「人気の小説・エッセイ」をお送りします。

 

今月は「与謝野晶子」をピックアップ!

与謝野晶子は日本を代表する歌人で、明治から昭和まで数多くの作品を残しました。

 

与謝野晶子は大阪で生まれ、老舗和菓子屋の娘でした。9歳で漢字塾に入り、琴、三味線も習いました。「堺市立堺女学校(現:大阪府立泉陽高校)」に入学後に「源氏物語」などの古典に親しみ、兄の影響を受けて、数々の文学に親しみました。

1900年に浜寺公園の旅館で行われた歌会で与謝野鉄幹(故人)と不倫の関係となり、鉄幹が創立した機関紙「明星」に短歌を発表。のちに歌集「みだれ髪」を刊行し、浪漫派の歌人としてのスタイルを確立しました。のちに鉄幹と結婚し、12人の子どもを出産しました。

1904年に「君死にたまふことなかれ」を「明星」に発表し、歌人大町桂月(故人)との間にこの詩をめぐって論議が起こりました。1911年に史上初の女性文芸誌「青鞜」に「山の動く日きたる」で始まる詩を寄稿しました。1912年に鉄幹の後を追ってフランスのパリへ。その後はイギリスやベルギーなどを訪れ、帰国から2年後に鉄幹との共著「巴里より」で「要求すべき正当な第一の権利は教育の自由である」と、女性教育の必要性などを説きました。1921年に鉄幹と建築家の西村伊作(故人)らとともに「文化学院」を創設し、日本で最初の男女共学の学校を成立させました。

その後は妻として夫を支えながら、多くの作品を執筆し、女性解放思想家としても巨大な足跡を残しましたが、1940年に脳出血で右半身不随となり、1942年に意識不明となりました。その後、狭心症に尿毒症を併発し、帰らぬ人となりました。65歳でした。

 

「みだれ髪」などの作品の執筆や「源氏物語」の現代語訳、思想家としての活動など、多方面で活躍。特に思想家では同じ女性思想家である平塚雷鳥(らいてう。故人)と論評し、平塚らを相手に「母性保護論争」を挑んで「婦人は男子にも国家にも寄りかかるべきではない」と主張し、全く違う次元で婦人運動を展開しました。

晶子の死後から数十年となる1988年に映画「華の乱」で吉永小百合さんが晶子を演じ、このほか、多くの女優・タレントが与謝野晶子を演じました。1998年に大阪府堺市南海本線堺駅西口に晶子の銅像が建てられました。また、内閣官房長官などを歴任した与謝野 馨さん(故人)は晶子の孫にあたります。晶子が亡くなった現在でも、晶子の作品が後世に語り継いでいます。

 

次はどの作家が登場するのでしょうか?次回もお楽しみに。

 

というわけで、美春でした。

また明日。

 

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