梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

自分は劣っている?

こんにちは。諒(中1)です。

ぼくは兵庫に住んでいます。

学校は地元の公立中学ではなく、私立の「六甲山中学校」に通っている。

今の学校は自分から決めたのではなく、親に言われて受験して入った。

ぼくは落ちたら地元の公立に行けばいいやって思って受験したけど、たまたまその学校に合格した。

 

入学したのはいいけど、生徒はみんな男子ばかり。

そう、今の学校、男子校だから。

公立中学に行くと女子がいるから気を使うけど、男子校だと女子がいないから気楽。女子に交じって着替えをしなくて済むから。

 

でも、偏差値70以上のレベルの学校なので、周りはみんな小学校の時の成績がトップの子ばかりが集まっている。

「自分と同じレベルの子と競争をするのか。」

と思うとぞっとする。

 

その中でちょっと苦手だなって思う子が1人いる。

同じクラスの同級生の基弥(中1)だ。

基弥は同じ兵庫に住んでいるが、家は芦屋の高級住宅地にある。

お父さんが地元の会社の社長でお金持ち。小さいころから習い事をしているお坊ちゃまだ。

学校の成績は、学年全体では中の上だが、クラスでは上位をキープ。特に社会と音楽の成績が良く、社会は歴史が好きでほとんど暗記している。音楽は小さい時にバイオリンをやっていたので、大人顔負けで上手らしい。

でも、ぼくは基弥が苦手。もともと別々の仲良しグループにいるし、同じクラスなのに一緒に付き合うことはほとんどない。

 

あとで知ったが、基弥は「梅の実」のライバルグループであるアンダークラブのメンバーだった。

うちの学校でアンダークラブメンバーの同級生では基弥のほかに、大煌と竜成(以上、中1)がいる。

2人はぼくとは違うクラスだが、ともに学年の成績が上位クラスにいる成績優秀者だ。特に大煌は学年で10番以内をキープしており、特に数学と理科の成績が学年で1、2番を争っている。竜成は英語の成績が飛び抜けて優秀で、TOEICで800点以上のスコアをたたき出している。

もちろん、基弥とは同じアンダークラブメンバーなので、3人で一緒に行動をすることが多い。ちなみに基弥と大煌は同じ部活に入っている。

 

それに比べてぼくは学校の成績が中の下。クラスでも目立たないどこにでもいそうな子だ。

こんな偏差値70以上ある男子校で、自分だけが劣っているような気がする。

 

ぼくは本当に何のとりえもない。基弥たちにはかなわないよ。

 

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