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梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

食育と子ども

プチログ(学校・会社・家庭・地域) プチログ(学校・会社・家庭・地域:家庭・地域生活)

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こんにちは。智江子(43歳・栄養士)です。

今日は食育と子どもについてお送りします。

 

私自身、和歌山県内の小学校で栄養士・栄養教諭をしています。栄養士では学校給食の献立作成が中心。栄養教諭では家庭科等の授業で食育を教える仕事をしています。

 

食育とは、食事・食を通じて、心身ともに成長し、学ぶことです。

食育の対象は基本的に年齢制限はありません。乳幼児から高齢者までさまざまな食育を教えます。

子どもが対象の食育は幼児から高校生までとそれらの子どもを持つ親が対象です。

 

乳幼児と親では家庭での食事のマナーや必要な栄養、親子で挑戦する料理教室などを行います。

小学生と中学生では学校給食を通じて、食の楽しさ、大切さを学んでいきます。中学生では高校に進学する準備として、自分でお弁当作りの授業をしたり、学校給食の献立作成やメニュー開発をする学校もあります。

高校生では家庭科の授業で、食の自立をうながします。各学科によって食育を実践しており、農業科では生徒たちが作った野菜や果物を小学校の学校給食に取り入れたり、水産科では獲った魚を調理したりします。高校の生徒と食品メーカーとのコラボ商品を開発したりします。

 

子どもにとって、学校給食は切っても切れない関係です。学校給食の対象になっているのは義務教育である小学校と中学校、特別支援学校の小学部・中学部、義務教育学校、中等教育学校(前期課程)です。ほかには定時制高校、特別支援学校の幼稚部・高等部も対象です。法的な強制はありませんが、共働きや女性の社会進出、子どもに必要な栄養を補うことやマナーを知ることなどの観点から、学校給食はほとんどの学校で行っています。あと対象にはなっていませんが、幼稚園でも学校給食を実施しているところが多いですし、一部の高校(特に私立高校)でも学校給食を実施しているところがあります。

学校給食は主食(ご飯・パン・めん)と牛乳、主菜、副菜が中心の献立。一部献立にデザートやチーズなどがつくことがあります。めん類の場合は少なめのご飯か小さいパンが付きます。学校給食は戦後からパン、脱脂粉乳、おかず1、2品からスタートをしましたが、年々進化し、味も昔に比べておいしくなっています。

給食は教育の一部でもあるのですが、栄養を補う場でもあります。特に貧困世帯は家では満足にご飯を食べることができず、給食が一番の食事の場になっています。給食で命が救われることがあるんです。

 

しかし、給食による問題もあります。

学校給食は子どもの病気や体格、食べる量に関係なく、どの子も同じ量・献立なので、好き嫌いや完食によるトラブルが相次いでいます。少食の子どもは同じ量の給食を食べ切らず、残すと教師に怒られ、掃除の時間まで食べる子が多いです。一部の学校で「完食運動」が行われ、教師が子どもに強制して食べさせる指導がいまだに行われています。

病気の子どもに対する配慮も欠如しています。病気はぜんそくや心臓病、特定疾患など、さまざまですが、特に注意しないといけないのが、「食物アレルギー」です。食物アレルギーを持つ子どもは特定のアレルギーを持つ食材を食べることができません。これに対応するためアレルギー除去食を作っていますが、教師の食物アレルギーによる無知から、食物アレルギーによる事故が起こり、中には亡くなった子どもも相次いでいます。

西日本を中心にあとから学校給食を実施するようになった中学校では、仕出し弁当型の給食が中心。仕出し弁当型はご飯は温かいですが、おかずが冷たいです。味のまずさで敬遠する生徒が多いです。多くが親か生徒の手作り弁当との選択制が多いですが、当時橋下政権下の大阪市では強制的に学校給食を実施し、仕出し弁当型の給食のまずさで食べない生徒が急増しています。これを受けて、住民によるアンケートを実施し、完全給食を含めた給食の存続と弁当との選択制と大きく分かれました。生徒側は弁当を希望する子が多いです。

給食ではなんといっても食中毒の問題が絡んできます。20年以上も前に大阪で「O-157」による集団食中毒が発生し、3人の小学生が死亡し、食中毒発生から20年たった現在、当時小学1年生だった女性がこの食中毒による後遺症で亡くなりました。大阪以外のところでも「O-157」による食中毒のほか、「ノロウイルス」などの食中毒もあちこちで起こっています。

献立の組み合わせによる問題もあります。一番の問題は牛乳との組み合わせで、特にご飯食との相性が非常に悪いです。新潟などの一部地域では牛乳を献立から外し、別の時間帯に牛乳を飲ませる措置を取りました。牛乳はカルシウムやたんぱく質が含まれた完全食品で、牛乳は必要不可欠の存在ですが、牛乳は食物アレルギーが含まれる食品でもあり、稲作文化の日本では牛乳は日本人の体に悪いという声もあります。牛乳を毎日飲まなければならないため、苦痛を伴う子どもが多いです。牛乳を一部廃止にし、牛乳で補えない部分を他の食材で補わなければならない時が来ています。

 

給食は必要なのに、お弁当は必要ない?って思っている方も多いようですが、お弁当も食育にとっては必要です。お弁当は幼稚園と高校を中心に、私立中学と一部の公立中学、一部の私立小学校ではお弁当持参が多いです。

お弁当は母親(または父親)が作るのが基本ですが、中学生と高校生では生徒自身がお弁当を作るのも可能です。お弁当は一人の子どもの体格や量、体調に合わせた献立作りが可能で、給食にはない一人の食べ手のために作るメリットがあります。少食の子やアレルギーを持つ子どももお弁当なら安心して食べることができます。幼稚園では「キャラ弁」を作ると子どもも喜びます。

食中毒の問題もありますが、夏場は冷却できるバッグや食中毒対策のアイテムを使うと痛みにくくなります。ご飯に梅干しを入れるだけでも持ちが違います。揚げ物や味の濃い煮物にすると冷めてもおいしく食べられます。

お弁当作りの本もあるので、活用してみてはいかがでしょう。

 

はじめてでも大丈夫!きほんの園児おべんとう

はじめてでも大丈夫!きほんの園児おべんとう

 

 

好き嫌いをなくしちゃおーッ!3歳からのおべんとう

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かわいい! おいしい! 園児のおべんとう

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アレルギーっ子のたのしいかわいいお弁当

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毎日完食 中高生のお弁当BOOK

毎日完食 中高生のお弁当BOOK

 

 

 

お弁当の本は幼稚園と中高生を中心としたものを集めました。一番最初の本は大人を含めた全世代にも使えます。アレルギーを持つ子どもを対象にした本もあるので、参考にしてくださいね。

 

地域では小学生までの親子を対象とした料理教室や農業教室を開いたり、親を対象にした食育の講習会などを開いていますが、最近登場しているのが「子ども食堂」です。

子ども食堂は経済的理由でおうちでご飯が食べられない子どもや、親の仕事のためにご飯が食べられない子どもを対象に、栄養系の大学生や専門学校生、主婦たちがボランティアとなって、食事を提供する新しい食堂。 子どもの利用は無料か500円以内の負担だけですが、材料費や光熱費などがかかるため、地域からの寄付が必要になったり、今後の存続ができるのかが大きな課題です。

 

食育は強制的にならず、楽しく学びたいもの。

食育で親子ともども成長していきましょう。

 

というわけで、智江子でした。

また明日。

 

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