＊＊＊出演＊＊＊
乃知（高3）
貴史（大学2年）
巴留華（鹿・♀4歳）
（一言）
2月は受験のシーズン。
この時期は高校受験や中学受験もありますが、やっぱり大学受験は本当に大変です。
試験のスケジュールは1月のセンター試験、2月の私立大学入試、国公立大学2次試験、3月には各大学の2次募集や3次募集があります。センター試験は何年か後には「大学入学共通テスト」に変わり、大幅に内容が変わってきます。
試験はセンター試験は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、社会は日本史・世界史・地理・政治経済の中から選択、理科は生物・化学・物理・地学の中から選択します。国公立大学2次試験と私立大学の入試では学部や学科、文系・理系によって試験科目が異なります。文系の場合は国語・社会・英語の3教科、理系では数学・理科・英語の3教科です。芸術系や体育系だとそれらの実技試験、医学部・医学科の場合は学力試験に加えて、面接があります。
受験をする高校生は試験スケジュールに合わせて、受験する日を調整します。高校の卒業式は大半の学校は3月上旬ですが、一部の高校では2月に、早いところでは1月に卒業式があり、卒業式後は受験勉強に専念できます。センター試験の結果が出たときは、試験の合格ラインに合った大学を選ぶことになり、次の国公立大学2次試験に進むことになります。センター試験の結果が悪かったら、2次試験に進むことができません。受験する際は願書と高校が発行する調査書が必要ですが、高校受験みたいに内申書はないので、学校生活を気にしなくてすみます。
大学受験の特徴は、受験生の年齢が同じではないこと。
大学受験は高校3年生が対象ですが、現役受験に失敗し、19歳や20歳以上の「浪人生」もいます。浪人生は全体的に男子が一番多く、学部別だと医学部・医学科が多いです。非常に難関な大学を受けて失敗し、1年後にリベンジをしてやっと合格しますが、2年や3年以上の浪人の方もいます。某医科大学の入試で、多浪の浪人生が不利な扱いを受け、受験をあきらめさせたり、何度も受験をしなければならない問題が浮き彫りになり、社会問題にもなりました。反対に20歳以上の社会人の方が大学に進学するケースもあり、最高齢では80歳を超える方もいました。社会人の場合は社会人入試で大学に進学するケースや大学通信教育部に進学するケースがほとんど。また、高校2年生が対象の「飛び入学」がありますが、飛び入学を実施している大学が非常に少なく、学校側が飛び入学を認めていないケースがあるので、飛び入学で大学に進学した高校2年生はほんの一握りです。
もう一つは9月から12月までにある推薦入試で合格をした生徒もいます。推薦入試はグループ校の私立高校からの内部進学に、指定された高校のみが受験対象の指定校推薦、スポーツの実績がある生徒が対象のスポーツ推薦、スポーツや芸能活動、文化活動の実績がある生徒などが対象の自己推薦やAO入試、全ての生徒を対象に学力試験などで実施する公募制推薦があります。大半の生徒は公募制推薦を受験しますが、学力試験を避けるために内部進学やAO入試を受ける生徒もおり、一般入試を受ける生徒にとってはたまったものではありません！推薦入試で合格をした生徒は、あとはバイトや自由時間ができるので、受験を忘れて騒ぎ出す輩もおり、本当に邪魔です！
大学入試もあとわずかとなりましたが、最後までがんばってもらいたいと思います。（乃知）
（他のみんなから一言）
＞ぼくは浪人して大学の理学部に進学しました。しかも2年浪人しています！高校の同学年の生徒はみんな現役で、就職活動の真っ只中ですが、自分だけはまだ年下の学生と混ざって大学の勉強をしています。浪人は1年だったら許されますが、2年以上だと親も困った顔をするので、合格するまでは必死でした。自分の夢さえもあきらめてしまうこともありました。浪人はおすすめできません。（敏浩・大学2年）
＞ぼくは現役で大学医学部に合格し、現在は医師をしています。入試は一般入試などではなく、大学の附属高校からの内部進学です。内部進学といっても試験なしで楽かと思われますが、医学部の場合は定員が決まっているので、医学部への内部進学をするには常に学年でトップの成績を維持しないといけないです。大学医学部への内部進学者は他の学部の希望者や他大学受験希望者を除き、上位10名以内で、ぼくはギリギリ10名以内のラインに到達したので、出願書と面接でなんとか合格できました。（孝幸・32歳・麻酔科医）
＞ウチはアイドルグループに所属しているので、高校を卒業したら大学進学を希望していました。中学の頃からアイドルをやっているので、その実績と学力を考えて、推薦入試にしました。調査書と小論文、面接だけのAO入試で今の大学に合格したので、本当にうれしいです。今は芸能活動をしながら大学の勉強を両立しています。（夏恋・大学1年）
＞私は51歳で大学に合格し、現在53歳の大学2年生です！社会人入試で今の大学に合格し、試験勉強の際は家族に助けながらがんばりました。学費は主人（井佐男・55歳・公務員）に出してもらい、家事と両立しながら大学に通っています。同学年の友達はみんな自分の息子や娘の年代なので、友達からは「お母さん」って呼ばれています（ワラ）。（惟子・大学2年）
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