***出演***
安芸夫(56歳・自動車整備士)
秀子(53歳・飲食店パート)
(一言)
もうすぐ「昭和の日」。
昭和ではいろいろな食べ物が登場しました。
戦前の時代ではすき焼きが誕生しました。正式には「牛鍋」で、牛肉ではなく豚を使い、みそで作ったすき焼きでした。牛肉を使い、しょうゆなどの割り下で作った現在のすき焼きがのちに登場。当初はすき焼きが食べられるのは一部の富裕層のみ。わしらのような庶民が食べられるのは、だいぶ後です。
戦後当初は米やいも、雑穀類しか食べられなかったが、高度成長期に入り、いろいろな食べ物が登場しました。
例えば、カレー。カレーは戦前の洋食店にもありましたが、カレーが庶民に広められたのが、学校給食でした。ラーメンも戦後になってから登場しましたね。
他にも喫茶店にあるクリームソーダやハンバーグ、焼き肉、寿司、お好み焼き、ケーキ…と、いろいろ登場しました。焼酎のハイボールも戦後に登場しました。今では定番のウイスキーのハイボールも登場しましたが、ウイスキーハイボールが本格的に日本に流行したのは2000年代から。それまではウイスキーは水割りやロックが定番でした。
平成に入ってからは今までにはない料理も登場しました。エスニック料理も平成に入ってからですね。パンケーキは昭和の時代にもありましたが、若い女性が好まれるようなパンケーキは昭和の時代にはありません。食も世代を問わず、昔に比べて豊富になりましたから。
反対に日本の食料自給率は低く、残飯の量も外国に比べて多いです。日本の農業はTPPに加入されたらさらに厳しくなります。農業をはじめ、酪農、漁業は高齢化・減少傾向。農業や酪農、漁業を志す若者の増加や環境に配慮した食糧問題についても考えなければなりません。
食べ物は神様からもらったいのちの贈り物。食べ物は大切にしましょう。(安芸夫)
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