梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

教師の仕事

こんにちは。吉岡(31歳・小学校教師)です。

今週のおしゃべりカフェは「教師」です。

教師は幼稚園から高校まで、園児・児童・生徒たちの指導に尽力をしています。しかし、生徒や保護者、同僚との人間関係や仕事の価値観の違いがあり、教師の理想と現実はかけ離れています。

今日は現役の教師3人と一緒におしゃべりをしたいと思います。

メンバーは私・吉岡、秀彰先生(42歳・中学教師)、池田先生(54歳・高校教師)です。

 

吉岡「今日は3人で教師対象のシンポジウムに来ており、その会場からお送りしております。今日のお昼は「梅の実弁当」ではなく、シンポジウムで用意された幕の内弁当をいただきます。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

吉岡「いつもの味ですね。」

秀彰「あっさりしてておいしいですね。」

池田「栄養のバランスもとれていますね。おいしいです。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

吉岡「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「教師」で、この3人は現役の教師をしています。まずはぼくですが、都内にある「区立東町小学校」の教師をしています。」

秀彰「私は神奈川にある公立中学で理科の教師をしています。妻(由佳・40歳・小学校教師)は都内にある「区立南高小学校」で教師をしています。」

池田「私は都内にある「都立東高校」で社会科の教師をしています。専門は歴史で、日本史と世界史を担当しています。」

吉岡「ありがとうございます。秀彰先生は夫婦で教師をしていますね。では、何年生の担任をしているのか教えてください。お2人は部活の顧問についても教えてください。ぼくですが、5年生の担任をしています。」

秀彰「2年生の担任をしています。部活では男子バレーボール部の顧問をしています。」

池田「2年生の担任で、部活では歴史部の顧問をしています。」

吉岡「ありがとうございます。池田先生は歴史を専門にしているので、部活でもそうなんですか?」

池田「そうですね。」

吉岡「秀彰先生はバレーボールの経験はありますか?」

秀彰「ないです。経験はあるのはテニスはありますが。」

吉岡「無理やりやらされたってわけですね。上司に言われて。」

秀彰「そうですね。本当はやりたくないですが。」

池田「仕事ですからね。上からの指示には避けられないですよ。」

吉岡「公立中学を中心に、部活の指導が原因で長時間労働が増えているんですよね。部活を生徒だけの自主的活動にするか、外部講師に任せるかにしないと、教師の疲労が増えていくだけですよ。」

秀彰「うちもそうしたいですけど、学校だけでなく、教育委員会が動いてくれないとどうすることもできないですし。」

吉岡「教育委員会が全く動かないですからね。こっちの訴えにも全く応じてもらえないし。」

池田「休みの日はありますか?」

吉岡「うちは小学校なので、まだ休みはちゃんとありますね。」

秀彰「基本的に休みはありますが、休みの日は部活の試合があり、生徒の引率をしないといけないので、休みなんてないです。」

池田「うちは高校ですので、基本的な部活の活動は生徒に任せていますので、休みはたっぷりとあります。秀彰先生の学校の部活の試合って、全国大会かなんかですか?」

秀彰「いえ。同じ市内の公立中学同志の試合が中心です。県大会や全国大会は夏休みにありますね。」

吉岡「練習試合か何かですか?」

秀彰「そうです。本当に無駄でしか思えないです。」

吉岡「何とかならないですかね。」

池田「こればかりはどうすることもできないですからね。上のやり方には従わなければならないし。」

吉岡「あと、教師の仕事で理想とかけ離れているものは何ですか?」

秀彰「保護者からのクレームが多いですね。生徒に何か問題があったら、保護者が直接学校にクレームが飛んできますね。」

池田「うちも同じですね。昔はそんなことは少なかったですが、ここ最近は増えてきましたね。」

吉岡「うちもです。あと、落ち着きのない生徒のやり取りもありますか?」

秀彰「クラスでは発達障がいの生徒や不登校の生徒もいるし、家庭環境が悪い生徒もいるので、それらの対応が本当に大変です。」

池田「うちは障がいを持つ生徒はいませんが、家庭環境の悪い生徒や不登校の生徒はいます。理由もなく学校に行かずに遊んでいる生徒もいますね。」

吉岡「教師の仕事は嫌な仕事もありますが、いい仕事もあると思います。教師の仕事をやっててよかったことはありますか?」

池田「専門的な学問を教えるのが教師としての醍醐味ですね。もともと歴史が好きなので、生徒が歴史が好きになっていくのがうれしいですね。」

秀彰「前の学校に赴任したときに、当時問題児だった生徒が大学に進学し、教師の道に進みたいと知ったときはうれしかったですよ。私自身がその生徒を真剣にかかわっていたので。その生徒が教師になることを夢見ていますね。」

吉岡「まだ小学生の子どもを担当しているので、子どもたちの笑顔を見ると、疲れも吹っ飛びますね。教師の仕事は大変ですが、子どもたちのためにがんばりたいです。」

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(左から秀彰、吉岡、池田)

 

子どもの人間教育のために、教師は全力でがんばっていきます。

 

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