***出演***
武尊(中1)
志津香(24歳・看護師)
正夫(70歳)
(一言)
今年から世界中で蔓延している新型コロナウイルス。
新型コロナウイルスの症状はかぜと似ているものの、倦怠感(だるさ)や発熱、味覚障害があるのが特徴で、ひどい場合は呼吸困難や呼吸停止、川崎病のような血管障害を引き起こします。治っても肺や脳、心臓や腎臓などの臓器に後遺症が残る場合があります。
新型コロナウイルスは小さい子どもから年配の方まで誰が感染してもおかしくありません。多くが軽症、無症状で済みます。
しかし、このウイルスで感染者が多いのが60代以上の高齢者です。高齢者の場合は年齢とともに免疫機能が低下し、感染しやすく、重症化になりやすいです。
最悪は死に至ります。普通の病気で死亡した場合は家族に看取られてから、葬儀・火葬されますが、新型コロナウイルスは感染症法で2020年2月から1年間「指定感染症」に指定され、病原性などを考慮すれば、「2類感染症」に指定される可能性が高いです。したがって、新型コロナウイルスで亡くなった場合は死後から24時間以内に火葬され、遺骨も戻ってきません。新型コロナウイルスで亡くなった女優の岡江久美子さん(故人)のように遺骨が遺族宅に戻ってくるケースもありますが、多くが遺族の感染防止のため、遺骨が戻ってこないので、葬儀さえもできないのです。新型コロナウイルスは入院しても、家族でさえ面会にくることが禁止されています。家族の容体が急変しても看取ることさえできません。高齢者の最期を家族が寄り添うことができないのです。
高齢者だけでなく、50代以下の方も重症化して亡くなるケースがあります。重症化するケースは心臓病やがん、糖尿病などの基礎疾患があることやそれらの既往歴があること、臓器移植で免疫抑制剤を服用している方、肥満の方、たばこを吸う方などです。性別も女性よりも男性の方が重症化リスクが高いです。すでに20代以下の子ども・若者も新型コロナウイルスで亡くなったケースもあります。反対に高齢者が軽症で済んだり、重症化で人工呼吸器を装着した方が無事に回復したケースもあります。
新型コロナウイルスは日ごろの予防とソーシャルディスタンスで感染を未然に防止できます。若者も高齢者も関係なく、新型コロナウイルスの予防とソーシャルディスタンスに基づいた生活様式を行うクセをつけましょう。(武尊)
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