こんにちは。秀子(53歳・飲食店パート)です。
孫たち(翔貴・小4&朋貴・小1&留理華・4歳)のワクチン接種でいろいろな病院や接種会場を回ったが、どこも受け入れてくれるところはなく、5月以降はすべて終了となった。次のワクチン接種は9月まで待たなければならない。
私たち家族が研究生に降格となり、どうしたらいいかわからず、悶々としていた。
ある日。家の掃除をしたところ、玄関音が鳴った。
戸を開けると…。
秀子「賢一郎さん(25歳・メーカー勤務)!」
賢一郎「すみません、おうちに伺って。」
秀子「さあさ、上がって。家は私と娘(理代・28歳・主婦)しかいないから。」
と、賢一郎さんが突然我が家にやってきた。
秀子「どうしたの?私たちのおうちまで来て。」
賢一郎「話は聞きました。「梅の実」が拓矢さん(40歳・IT関連会社勤務)に乗っ取られたんですよね。」
秀子「え?何でそういうことを?」
賢一郎「一部のメンバーから聞きました。拓矢さんが「梅の実」に乗っ取られてからは全然楽しくないし、ワクチンを打っていない人の差別をするし。秀子さんって、研究生に降格になりましたよね。何でなんですか?」
秀子「うちは孫たちがワクチンを打っていなかったことで、私たちも連帯責任として研究生に降格になったの。一応拓矢さんにはワクチンを打つ予定ってことで、会費の倍額はなくなったんだけど。」
賢一郎「子どもたちにワクチンを打たせる意味はないと思いますが。」
秀子「でも、うちの孫たちも学校でクラスターが起こり、学級閉鎖になったの。孫たちもコロナに感染して、いずれも重い後遺症にかかったのよ。私たちは大人たちはワクチンを打ったんだけど、孫たちにはワクチンを打たせなかった。ワクチンの副反応が怖くて。」
賢一郎「じゃあ、子どもにワクチンを打たなくてもいいと思いますよ。ぼくはワクチンを打ちましたが、子どもまでワクチンを打つのはどうかと思います。反ワクとかそういうのではなくて、子どもはコロナにかかっても軽く済むのに、ワクチンを打つ意味なんてないと思います。」
秀子「でも、うちの孫たちだけでなく、他の「梅の実」の子どもメンバーもコロナに感染して、重い後遺症に遭った子もいるのよ!実はね、メンバーの美歩ちゃんがコロナに感染して亡くなったの。」
賢一郎「え…?」
秀子「死因はコロナ感染による脳症で、大量吐血もあったの。他のメンバーの子たちもコロナに感染して、重い後遺症に遭った。うちの孫も下の孫(留理華)がMIS-Cにかかって今でも起き上がれない状態が続いているの。他の2人(翔貴&朋貴)も下の孫まではいかなかったけど、後遺症で学校に行けない状態が続いているの。それでずっと娘が孫の看病をしていて、娘がストレスでうつ状態になって、それでワクチンを希望しているの。でも、ワクチンを打ってくれる小児科の病院が少なくて、半年待ちの状態が続いていて、全く受けられないの。」
賢一郎「それはワクチン打ったのが原因じゃないですか?」
秀子「いえ、打っていない。亡くなった美歩ちゃんと重い後遺症に遭ったメンバーたちは全員ワクチンを打っていないわ。」
賢一郎「…たまたま運が悪かっただけですよ。それに、このまま「梅の実」にいても意味がないだけですよ。」
秀子「…。」
賢一郎「秀子さん、もう「梅の実」を辞めませんか?」
秀子「え…?」
賢一郎「拓矢さんのいる「梅の実」は本来の「梅の実」ではないですよ。悪魔に支配されているだけですよ。他のメンバーも「梅の実」を辞めたいっていう人もいて、それで新しいグループを発足したくて、それで秀子さんを誘ったんですよ。」
秀子「青田さん(34歳・商社勤務)のようなグループなの?」
賢一郎「いえ、全く違うグループです。ぼくが目指しているのは、ぼくたちが住みやすい生活を目指しているんです!戦争にも反対しています!!青田さんとか反ワクの連中とかとは全く違います!!あいつらは人のことを考えない最低な奴だよ。ぼくはずっと生きづらい生活をするのは嫌なんです!!秀子さん、一緒にがんばりましょう!!」
秀子「…。」
言葉も言えなかった。
その後家族と相談して「梅の実」を辞めたいと直訴したが、みんな同じ考えだった。
私たち家族は「梅の実」を脱退し、賢一郎さんのグループに入ることになった。
会費ももちろん無料。お金も気にせずに安心して活動できる。
「梅の実」の動向が気になるが、もうこれ以上、悪魔に支配された「梅の実」には戻りたくないと思った。
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