梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

「梅の実」を買収

*前回の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2023/03/16/180000

 

~前回の続きです~

拓矢(40歳・IT関連会社勤務)「今回、お前たちの様子をこの目で見させていただいた。私とアンダークラブ、インターナショナルのメンバーで。」

綾(高2)「「梅の実学園グループ」でコロナ対策を調べたんだけど、「梅の実」の本隊メンバーだけが感染対策を怠った。しかも大人たちの主導でね。」

「梅の実」メンバーたち「え…!?」

理(高2)「どういうことだよ!!」

拓矢「3グループで感染対策について検証したが、アンダークラブがすべての項目をクリアしており、完璧に感染対策が進んでいる。インターナショナルもアンダークラブのようにはいかなかったが、アンダークラブのコロナ対策を見直して、ほとんどの国が感染対策を実践している。「梅の実」はどうだ?全く感染対策ができていないじゃないか!!「梅の実」の各チーム・地域でアンダークラブ並みの感染対策をしたのは2チームだけだ!!」

水蓮(ポニー・♀2歳)「どこのチームなの!?」

拓矢「千葉マリンチームと北海道ラベンダーチームだ。」

「梅の実」メンバーたち「え…!?」

拓矢「千葉マリンチームはワクチンに関する勉強会をまめにやっており、マリンチームのアンダークラブと密に連携をとっている。結果、マリンチームは全員がワクチン2回以上の接種を終えている。他の感染対策も完璧に行っている。北海道ラベンダーチームもラベンダーチームのアンダークラブと連携をとっており、独自の感染対策を行っているんだ。」

沙由美(中2)「うそ…。」

明(高2)「聞いてねーよ!!そんなの!!」

理「おい、優太(中1)とメアリー(ひつじ・♀2歳)、どういうことだ!!」

優太「「梅の実」側がコロナの感染対策を仕切ってくれないから、自分たちの独断で感染対策をした次第です。うちも多くのメンバーを抱えているので、これ以上被害が出てほしくないからやりました。」

メアリー「北海道ラベンダーチームはご高齢のメンバーもいるので、1人も残らず被害に巻き込まれたくないから、独自で感染対策をしています。」

尋之(高2)「てか、お前ら裏切り?」

香奈(中2)「しかもアンダーとの連携って、おかしくない?」

優太「誰もおかしいなんて思ってないけど。だいたいさ、コロナ感染が厳しい状況なのに、コロナ対策のガイドラインを一切出さないのは「梅の実」の本部が悪いんじゃない?最近の「梅の実」を見ていると、大人たちが前に出している感じがして、正直言って、言っても無理かなって思った。アンダークラブとは自分のところのチームと千葉フラワーチームと連携をとって、感染対策を実施しました。」

民輔(高1)「感染対策については千葉マリンチームと双方のアンダークラブと連携をとって行いましたが、ワクチンに関しては千葉フラワーチームは全然でした。ほとんどのメンバーたちはワクチン接種をしましたが、敏和さん(35歳・メーカー勤務)一家の子どもたち(綺海・小3&空雨・6歳)の2人だけがまだワクチンを受けていなかったんです。」

夕里恵(35歳・主婦)「私は妹が産まれる子どもが、妹のコロナ感染で死産となりました。勉強会ではワクチンのことをいろいろ勉強しましたが、正直言って、子どもにワクチンを受けさせるのは抵抗があって、それで受けませんでした。他の地域のアンダークラブの方の話を聞いて、今度子どもたちにワクチンを受けさせます。」

メアリー「あたしも優太の意見と同じかな。今の「梅の実」は正直言ってギスギスしてて、何でも意見が言い合えない。一部の大人たちは不祥事を起こしているし、これでは「梅の実」は続かないと思う。」

マイネル(くま・♂2歳)「コロナは大人も子どもも関係なく重症化するって言っているのに、大人たちは一切無視。特に東京と大阪が一番ひどい!いくらオレらが訴えても、本部との意見がかみ合っていないようではぐちゃぐちゃになるのは当然だわ!!」

秀明(高1)「南町チームも亜沙美さん(26歳・看護師)と連携をとって、独自の感染対策をして、ワクチンも中学生以上は4回、小学生以下は2~3回打つようお願いしたんだけど、3割のメンバーたちがワクチンを一切打っていなかった。特に小学生以下のメンバーが深刻で、受けたメンバーは1割しかいなかった。背景には「梅の実」の親メンバーは協力してくれた人がいたけど、同居している非メンバーの親たちがワクチン接種に反対していて、ワクチンは同居している家族の協力なしでは難しいと思った。」

顕仁(45歳・整形外科医)「うちは同居家族についても対策済みで、同居家族の方を対象としたワクチン勉強会を実施して、徹底的にたたき込みました。子どものワクチン接種は保護者の協力が不可欠で、保護者の考え方によっては子どもを生かすことも殺すこともできる。保護者のせいで子どもが不幸になることが実際に起こっています。その典型的な被害が虐待です。子どもにワクチン接種を受けさせないのは子どもを副反応から守るためにやっていますが、裏を返せば、知らぬ間に虐待をしています。子どもをワクチンを受けさせずに子どもがコロナに感染し、重症化で亡くなったり、後遺症で学校に行けなくなって勉強の機会を失ってしまっています。」

英渡(中2)「反対に親がコロナに感染して、後遺症で働けなくなったら、収入が途絶え、親の介護をしなければならない。その介護をするは子どもです!「ヤングケアラー」が社会問題になっていますが、親がコロナ後遺症で働けなくなったら、ヤングケアラーの問題も出てきます。ワクチン接種は大人も子どもも関係ありませんよ!!」

秀子(53歳・飲食店パート)「ヤングケアラー…それは知りませんでした。私たち大人の理解不足で子どもが不幸になっていくのは困りますね。私と主人(安芸夫・56歳・自動車整備士)はあと数年で介護状態になるかもしれませんが、それで迷惑をこうむるのは子どもや孫たちですね。」

拓矢「「梅の実」は会費制になってから、毎月会費を払っているメンバーもいるが、支払いが滞っているメンバーがいる。親や自身の経済的問題もあるが、「梅の実」の活動に非協力的になり、わざと会費を払わないメンバーもいる。それが原因で「梅の実」は存続不可能となった。それで、インターナショナルとアンダークラブと協議した結果、インターナショナルとアンダークラブが共同で「梅の実」を買収することが決まった。」

「梅の実」メンバー「買収!?」

理「クミン(くま・♂3歳)は知っているのかよ!?」

 

(つづく)

 

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