こんにちは。善也(26歳・保険関連会社勤務)です。
今日は生命保険の契約者・被保険者についてお送りします。
オレ自身は大阪府内の生命保険・損害保険を扱う会社に勤務しています。会社は不動産会社のような窓口で、そこで保険の見直しや新規の保険契約について提案をします。商品の生命保険と損害保険は各会社全てを扱っています。
生命保険の契約ですが、契約者と被保険者があり、契約者は名前の通り、生命保険を契約する方の名前、被保険者は保険の対象となる方の名前です。
生命保険の契約者については、基本的に20歳以上の方なら誰でも契約はできますが、病気や障害など、契約ができない事情がある方は契約はできません。大手生保では商品によっては18歳以上、15歳以上が対象となっているものもありますが、未成年者が生命保険の契約をすることはあり得ませんので、契約者は基本的に会社員、配偶者のいる専業主婦、高齢者が中心となります。
生命保険の被保険者は、基本的に既往歴がなければ年齢は関係なく、誰でも入れますが、入れる保険は年齢や病歴によって異なります。
例えば、30代の男性会社員と30代の専業主婦、0歳の子どもの家族がいるとしましょう。医療保険の場合、契約者・被保険者ともに30代の男性会社員、教育保険(学資保険)の場合は、契約者が30代の男性会社員、被保険者が生まれてきた子ども(0歳)です。専業主婦が保険に入る場合は、契約者が30代の男性会社員、被保険者が30代の専業主婦という具合です。
既往歴のある方は基本的に生命保険に加入することができませんが、種類によっては既往歴のある方も加入できる医療保険やがん保険があります。ただし、がんの場合は発病から5年以上経過していることや、糖尿病では合併症を引き起こしていないなど、いろいろな条件があります。
あともう一つが、保険金の受け取りについてです。保険金の受け取りは被保険者が生きている場合は被保険者本人となりますが、被保険者が死亡や高度障害になった場合、受取人は被保険者の家族となります。先ほどの30代男性会社員の家族を仮定しますと、男性会社員が死亡や高度障害になった場合、受取人は配偶者、つまり、30代の専業主婦となります。
死亡や高度障害(介護状態も含む)になった場合は、配偶者が受取人となりますが、被保険者が生きている場合の保険金の種類ですが、病気などで入院・手術・通院での給付金、心筋梗塞やがんなどの大きな病気になった時の給付金、一定の時期にもらえるボーナス(生存給付金)、個人年金などです。
最近はあまりないですが、保険金目的で生命保険に入る方がいて、お金がほしいために相手を殺して、保険金をもらう輩がいます。あるいは自ら自殺をして、その保険金は遺族に贈与するケースもあります。生命保険は家族が死亡したり、病気や障害、介護状態になった時のものなので、保険金目的での生命保険加入は禁止となっています。自殺もダメですし、自分が病気であることを隠して保険に加入するのもダメです。あとで審査でバレて、契約が破談になるケースもあるのでご注意を。
生命保険は若い方が新たに家族ができ、その生活のライフサイクルに合わせて加入するもの。その家族が40代以上になり、定年で収入が減っていくため、保険の見直しも必要になってきます。
20代、30代の方で、一定以上の収入があり、家族を持つ予定のある方は生命保険の契約を考えましょう。もしも家族に何かあった時のことを考えて。
というわけで、善也でした。
また明日。
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