こんにちは。三博(41歳・落語家)です。
今日は「芸人伝説」をお送りします。
今月は「桂 文枝」師匠(6代目)をピックアップ!
六代桂文枝ヂカラ 「桂三枝」のその先へ (特選 落語DVD付き)
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文枝師匠は日本を代表する上方落語家で、タレント・司会者としても活躍しています。
文枝師匠は「関西大学」在学中に落語研究会が創設され、勧誘を受けて加入。これが落語を始めるきっかけとなりました。その後大学を中退し、桂 小文枝師匠(のちの桂 文枝(5代目)。故人)に弟子入り。1966年に「桂 三枝」名義で道頓堀角座で初舞台を踏みました。
1967年にMBSラジオの深夜番組のオーディションに参加し、そこで新作落語を披露して、当時のディレクターの目に止まり、出演が決定し、その後「歌え!MBSヤングタウン」のパーソナリティーに。これが一躍人気となり、その後は「ヤングおー!おー!」「パンチDEデート」「新婚さんいらっしゃい!」などに立て続けに出演し、特に「新婚さん…」は現在も司会として出演している文枝師匠の看板番組となっています。
落語家としては伝統ある関西の上方落語からユニークな創作落語を基本活動としていますが、タレント・司会者としては独特のキャラでお茶の間のファンを沸かせています。
代表的なギャグは「いらっしゃーい!」「オヨヨ」「しっかりと!」など。特に「いらっしゃーい!」は「新婚さん…」の名せりふでもあります。
1990年代前半までは落語家・タレントとして多くの番組に出演し、関西の長者番付で首位を保ち続けました。しかし、1990年代後半からはダウンタウンなどの後進の台頭に加え、上沼恵美子さんややしきたかじんさん(故人)がテレビ司会者として活躍するなど、タレントとしての仕事は「新婚さん…」以外では少なくなり、落語家としての活動が増えてきました。
2011年に6代目「桂 文枝」として襲名することを正式に発表し、その後、襲名披露公演を行いました。同時に「新婚さん…」でもこれまで「桂 三枝」名義で使用していましたが、2012年7月15日の放送で三枝の名前としては最後の出演となり、それ以降は現在の文枝の名前での出演となりました。
2003年に「上方落語協会」会長としての業務をしていましたが、2018年に会長職を退任しました。
落語家として、タレントとして、長いこと「桂 三枝」の名前で多くのファンを獲得し、所属事務所の「吉本興業(現:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)」内では大きな立ち位置を占めていましたが、反対に相当気難しい性格で、後輩芸人とのトラブルもありました。大の阪神タイガースファンで、1992年に「阪神が優勝しなければ坊主にする」と公約し、阪神が本当に優勝を逃してしまったため、公約通り本当に坊主頭にしたエピソードがあります。所属事務所は吉本のほか、落語家として個人事務所を持っています。このほか、いけだ市民文化振興財団名誉理事、OSAKAあかるクラブキャプテン、「函館大学」と「関西大学」の客員教授、堺市と淡路島の名誉大使を歴任。主な受賞歴は1981年に第1回「花王名人大賞」・落語部門名人賞、2006年に「紫綬褒章」、2015年に「旭日小綬章」など。お弟子さんは桂 三馬枝師匠、桂 三度師匠(旧:世界のナベアツ)、桂 三扇師匠など。また、独特のギャグが太平サブローさん、明石家さんまさん、ダウンタウンの松本人志さんなど、多くの後輩芸人からものまねされることがあります。2015年に「新婚さん…」で「同一司会者によるトーク番組の最長放送」として、ギネス世界記録に認定されました。
次はどの芸人さんが登場するのでしょうか?次回もお楽しみに。
というわけで、三博でした。
毎度おおきに。
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