梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

ボランティアはする?

こんにちは!洵一(高1)です。

今週のおしゃべりカフェは「ボランティア」です。

ボランティアは人や町のために奉仕する活動のこと。ボランティアの種類も様々です。

ぼくもボランティアに興味がありますが、これといった活動がない…。

そこで3人のメンバーでおしゃべりしたいと思います。

メンバーはぼく・洵一と、翔祐さん(25歳・看護師)、フェンネルさん(アビシニアン・♂6歳)です。

 

洵一「今日は3人とも東京以外の関東出身者ばかりなので、関東のご当地グルメを紹介します。今日はぼくが住む埼玉のご当地グルメの一つ、「ゼリーフライ」です!ゼリーフライはゼリーが入ったフライではなく、銭の形をしていることからつけられたんです。中はじゃがいもやおからが入ったコロッケの一種です。今日は地元のお店で買ってきました。ゼリーフライだけでは足りないので、おにぎりもプラス。おにぎりは翔祐さんがわざわざ買ってきてくれました。ありがとうございます!では、いただきます。」

3人「いただきます。」

フェンネル「ん!うまいね。素朴な味わいが好きですね。すでにソースをかけましたが(ワラ)。」

翔祐「おいしいです!もともとはおからがあまり好きではないのですが、これだと食べやすいですね。」

洵一「ありがとうございます!やっぱりおいし~♪」

 

ゼリーフライを食べ終わったところで、本題です~

フェンネル「今日はほうじ茶を持ってきました。オレの彼女のハイビスカス(アビシニアン・♀6歳)といっしょに京都へ旅行に行った時に買ってきました。入れま~す。」

洵一「わぁ、いい香り(*^。^*)」

フェンネル「どうぞ。」

洵一&翔祐「いただきます。」

洵一「おいしいです!香ばしい香りで飲みやすいですね。」

翔祐「クセがないのですごく飲みやすいです。お茶漬けにも合いますね。」

フェンネル「ありがとうございますm(__)m」

洵一「さて、今日のお題が「ボランティア」って言うことで、ぼく自身はボランティアに興味がありますが、いろいろな種類があるので、何を活動したらいいのかわらかないです。2人はボランティア活動をしたことがありますか?まずはフェンネルさん。」

フェンネル「はい、あります。ボランティアは大学生の頃からですね。大学で清掃活動のボランティアがあって、横浜の町中のゴミ拾いをしましたね。主に郊外が中心ですが、海水浴場や中華街周辺の清掃活動もしました。」

洵一「すごいですね。ちなみにゴミって、どんな種類を見かけましたか?」

フェンネル「普通に紙や袋だったり、缶やペットボトルはよく見かけるし、たばこの吸い殻や花火をやった残骸もあったし、食べ物を食べた後の残飯もあったね。ひどいときは車の部品とか自転車とかの大きなゴミもありました!」

洵一「マジで!?それで自転車とかはどうしました?」

フェンネル「専門の業者に依頼して、引き取ってもらいました。さすがに大きなゴミまで持ち帰るわけにはいかないし…。」

翔祐「大きなゴミまで持って帰るのは大変ですよね。さっき残飯で思い出しましたが、高校時代に飲食店でアルバイトをした時のことなんですが、作った飲食物はまだ食べられるのに、すぐに捨てるのはなんかもったいない気がしますね。」

洵一「確かに。ぼくも地元の飲食店でアルバイトをしていますが、やはりまだ食べれる飲食物は捨てますね。お店は大手の会社が運営するところですが、残った飲食物を処分するのが決まりだそうです。だったら従業員のまかないにすればいいのに。」

翔祐「利益優先だからね。ぼくがバイトした店もそう。」

フェンネル「オレも高校時代に飲食店のバイトをしたけど、残った飲食物はまかないとして食べましたよ。バイト先が小さな店だったのもあるんだけど。」

翔祐「小さな店だったら効率的に材料を使うからかな?」

フェンネル「そうでもないですけどね。店主がケチな性格でしたから。」

洵一「ま…飲食店ってそんなものですからね(^_^;) フェンネルさんは社会人になってからはボランティアはしていますか?」

フェンネル「今はベンチャー系のIT会社でSE・PGをしているので、仕事が大変ですが、休みの日は地元の方を招いてITの講師をしています。会社の活動の一環で、SNSの使い方や正しいインターネットの使い方を一般の方や中高生に教えています。パソコンやスマホを持っていても、正しい使い方を知らなかったら大変なことになりますからね。」

翔祐「中高生に正しいネットの使い方を教えることっていいことですね。ちなみに月に何回のペースで活動していますか?」

フェンネル「50人以上の従業員がいますが、アルバイトとパートを除く従業員数名で交代で活動します。ペースとしたら、隔月に1回くらいですかね。」

洵一「ぼくもスマホを持っていますが、誰も使い方が知らない人たちが多い中で、自分で動作をしていますね。やっぱりネットの正しい使い方が知らないと被害に巻き込まれますからね。」

翔祐「そうだよね。中高生や子どもにただ単に携帯を買い与えたり、一方的に禁止にするのではなく、きちんとした教育が必要だからね。」

フェンネル「そうそう。本当は親が教育をしないといけないんだけどね。親自体がネットの使い方を知らないからね。」

洵一「次は翔祐さんはどんなボランティアをしていましたか?」

翔祐「現在やっているボランティアなんですが、「リレー・フォー・ライフ」という活動をしています。」

洵一「「リレー・フォー・ライフ」って何ですか?」

翔祐「「リレー・フォー・ライフ」はがん患者の支援とがん制圧の活動をする団体です。主な活動ですが、がん患者(経験者も含む)たちがウオークイベントに参加して夜通しで歩いたり、亡くなった方の追悼など、さまざまです。ぼく自身もボランティアとしてイベントの運営をしたり、実際にウォークイベントにも参加します。ちなみにぼく自身もがん患者でした!!」

洵一「マジですか!?」

フェンネル「差支えなければ、どういった病気でした?」

翔祐「保育園の終わりごろに腹部の小児がんにかかり、小学2年生までの2年間、闘病生活を送りました。治療は手術と抗がん剤放射線治療が中心でした。闘病中は自分ががんにかかったことなんて知りませんでした。親はお腹に悪い病気ができたからって言われただけです。もちろん、親はぼくの病気のことは知っていましたが。自分の病気ががんだとわかったのが、小6のときです。家でたまたまテレビのドキュメンタリーを見たのですが、小児がんにかかっている子どもが打っている点滴が、ぼくがかつて打っていた点滴と同じだったんです!その時にあ、ぼくの病気ががんだったって言うことを知って、ショックを受けました。当時の主治医の先生にそのことを質問しましたが、やはり…でした。その時に完治からもうすぐ5年を迎えるから、5年を過ぎても再発がなかったらがん再発の心配はないそうです。それから5年を迎えた中1のときの検診の結果で、再発が認められなかったため、先生が「もう大丈夫だよ」って言われた時は大粒の涙を流しましたね。発病から10年以上がたちましたが、治療時の後遺症や新たながんの発病、そして別の重大な病気にかかる恐れもあるため、年に1回の定期検診は欠かさず受けています。」

洵一「がんの治療でつらかったことはありますか?」

翔祐「手術は2回受けましたし、抗がん剤の痛みや副作用にも耐えましたね。注射などの痛みはどちらかというと苦手な方ではないですが、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けるのが嫌でしたね。病院内では同じような子がいるのでまだましなのですが、学校だとそうはいかない。髪の毛がないことでいじめられたこともありました。帽子をかぶっても変な目で見られますし、自宅療養であっても飲み薬は飲まないといけないので、すごくつらかったですね。その分、病気で苦しんでいる人たちの気持ちがわかるようになりました。」

フェンネル「大変でしたね。オレ自身が重い病気をしたことがないので、理解ができにくいところですが、副作用による抜け毛は女性では一番つらいですよね。」

翔祐「女性は特にそうですね。女性は年齢にかかわらず、髪の毛が抜けることは一番のショックだと思います。ちなみに今は都内の大学病院で看護師をしていますが、実は闘病生活を送った病院でもあるんです。その当時入院した病棟は小児科でしたが。」

洵一「マジで!?今の職場も小児科の病棟ですか?」

翔祐「いえ。今は消化器病棟に勤務しています。チームは消化器外科チームなんですが。消化器病棟でも胃がんや肝臓がんなどの成人のがんは専門ですし、がん以外では肝移植などの臓器移植で入院されている方もいます。消化器系の特定疾患もうちの病院では扱っています。小児科は中学生までの子どもが対象ですが、消化器系の診療科は小さい子どもから高齢者まで幅広い年齢層を対象にしていますし、治療も子どもから大人まで一貫して行っています。小児科は中学を卒業と同時に別の診療科で診察を受けなければならないのが欠点ですね。ぼくも中学卒業と同時に小児科の診察はなくなりましたが、高校生からは一般外科で診察を受けています。」

洵一「小児科は中学生までしかダメなのが痛いですね。ぼくは高校生ですが、病気になったときの病院は内科とかですね。中学生までの子どもはみんな小児科でないとダメなんですか?」

翔祐「そんなことはないですよ。小児科の対象も病院によってまちまちですね。病院によっては高校生も受け入れていますし、小学生までしかダメなところもあります。小児科以外の診療科も子どもの受け入れはしています。うちの病院では消化器系だけでなく、循環器系や整形外科、脳神経外科などは小児科の領域では難しい場合があるので、これらの診療科も子どもの受け入れはしていますよ。話は戻しますが、小児科は「卒業」しましたが、たまに小児病棟からの依頼で、小児がんと闘っている子どもたちとその家族に対して、自分の体験を話したりしています。自分の体験を話すことで、少しでも役に立てればと思っています。仕事でもがん患者と接することがあるので、将来はがん看護関連の専門看護師や認定看護師の取得を目指して勉強をしていますね。」

フェンネル「仕事でもがん患者と接する機会があって、がん看護の資格の勉強までするなんて、頭が下がります。がんは子どもから大人まで誰でも起こりうるのですが、予防する方法はあるのですか?」

翔祐「やっぱり定期的な検診しかないですね。病院やクリニックでもがん検診はやっていますし、ある程度の年齢になると自治体のがん検診が無料で受けることができますし、人間ドッグでもがんが見つかることがあります。子どもの場合は乳幼児健診や学校の健康診断で見つかることがありますが、多くが子どもの体調があまりにもおかしいことが多いです。例えば白血病でしたら高熱が続いたり、鼻血が止まらなかったり、体全体または一部に皮下出血が見られます。子どもの状態がいつもよりおかしい場合は親をはじめとした家族が気づいてあげなければなりません。いつもより体調がおかしい場合はかかりつけの病院で早めに診察することをおすすめします。あと、子宮頸がんだけはウイルスが原因のがんで、世界各国でワクチンの接種があり、日本でも行っていますが、子宮頸がんのワクチン接種はぼくは受けるべきではないです。」

洵一「何でですか?」

翔祐「子宮頸がんワクチンを受けた女子中高生が副作用で体が硬直したり、寝たきりになってしまうなどの重大な症状があちこちで起こっているんです。それで被害に遭った女子中高生や女性の患者とその家族が国や製薬会社を訴えて、裁判沙汰になっています。子宮頸がんはワクチンで予防するのではなく、他のがんと同様、定期的な検診の方が重要です。検診は30代以上の女性が対象ですが、10代、20代の女子も検診を受けたほうがいいです。」

フェンネル「子宮頸がんのワクチンで重大な副作用が起こったニュースは知っているけど、やっぱり怖いよね~。薬やワクチンの副作用はきちんと調べたほうがいいね。」

洵一「ワクチンでがんが予防できるはずが、こんな恐ろしいことになるなんて知らなかったです。話はがんの話になってしまいましたが、ぼくにもできるボランティアはありますか?」

フェンネル「募金とか清掃活動とかは年齢関係なく誰でもできるボランティアだよ。募金は万単位で募金する必要はなく、1円からでも募金はできるからね。自分の所持金を考えて募金ができるよ。震災などの災害で被害に遭った人たちに衣料や食料を送ったりすることができますしね。」

翔祐「高校生からできるボランティアは献血がありますね。洵一くんの年齢では200ml献血しかできないけど、その200ml分の血液が人の命を救うことができるからね。ぼくも手術のときに輸血を経験したので、多くの人たちからの血液は本当にありがたかったですね。」

洵一「ボランティアもいろいろありますね。少しですが自分にできるボランティアをやってみたいと思います。お2人とも、今日はありがとうございましたm(__)m」

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(左から翔祐、洵一、フェンネル

 

まずは身の回りでできるボランティアからはじめよう。

あ、そうだ。翔祐さんが紹介しました「リレー・フォー・ライフ」についてはこちらです!

リレー・フォー・ライフ・ジャパンホームページ:http://relayforlife.jp/

 

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