こんにちは!慶海(高1)です。
今週のおしゃべりカフェは「学校自慢」・男子編第5弾です。
今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。
メンバーはぼく・慶海、賢二さん(23歳・保健師)、巧都さん(23歳・看護師)です。
慶海「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干し付き)、きのこ入りハンバーグ(ソース、キャベツのせん切りつき)、かぼちゃの煮物、さつまいものサラダ、漬物(たくわん)、果物(デラウェア)です。では、いただきます。」
3人「いただきます。」
慶海「ん!おいしいです!きのこ入りのハンバーグは初めて食べました。超ハマります。」
巧都「家でもハンバーグにしいたけを入れますよ。家で食べているものと近い味なので、うまいです!」
賢二「ぼくは2度目ですが、バランスが豊富でおいしいです。」
~お弁当を食べ終わったところで、本題です~
慶海「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「学校自慢」で、今回は将来の職業のための学部選びで、今回は看護師です。ぼくなんですが、小さい時の病気がきっかけで、看護師を目指しています。お2人は看護師をしていますが、どんな仕事をしていますか?」
巧都「ぼくは都内にある「慶明大学附属病院」で看護師をしています。部署は血液内科の病棟で、一般病棟の看護のほか、無菌室での看護も担当しています。無菌室では血液内科で入院している患者だけでなく、小児科の子どもの患者も担当します。」
賢二「看護師って言いたいところですが、ぼくは看護師ではなく、保健師をしています。都内にある「松本電器産業」の健康管理センターに勤務しています。仕事は「松本電器産業」の従業員の健康診断の介助や健康に関する相談を担当しています。」
慶海「ありがとうございます!巧都さんが看護師、賢二さんが保健師ですね。看護師や保健師を目指すきっかけは何ですか?賢二さん。」
賢二「もともとは普通の会社員を目指して文系を希望していましたが、普通の会社員では資格と経験がなかったら、転職の時に困るので、卒業した高校の進路指導の先生に相談をして、手に職をつける仕事の方がいいと聞いて、保健師を目指すことにしました。保健師は公務員での仕事がほとんどですが、会社内に保健師がいることを知って、就職活動のときは公務員試験と並行して受験しました。就職試験で今の会社に内定が決まり、そこに行くことになりました。公務員試験も合格しましたが、今の会社が第1希望だったので、辞退しました。ちなみに保健師の仕事をするには看護師の資格も必要なので、両方の資格を取得しています。」
巧都「親(靖広・52歳・看護師&徳子・54歳・看護師)が看護師をしているのもありますが、卒業した私立の中高一貫校で、今の病院でのインターンシップ的な体験学習があって、希望者のみエントリーできますが、親の勧めで中3の時にその体験学習に1年間参加をして、仕事の楽しさや厳しさを先輩の看護師に教えてもらい、いろいろな患者とふれあって、すごく楽しかったので、そのまま看護師を目指すようになりました。」
慶海「実際に看護師の仕事ってしたのですか?」
巧都「さすがに薬の投与や患者の治療の介助とかはしなかったですが、患者と話をしたり、お風呂や食事の介助とかを手伝っていました。そこで働いている看護師の方と話をすることができ、仕事の大変さを教えてくれましたね。ちょうど実習中に患者が亡くなってしまい、先輩の看護師と一緒にいわゆる「エンゼルメイク」という死後処置を体験しました。亡くなった患者の処置をした瞬間、体が温かったのがだんだん冷たくなってきて、これが本当に死ぬ姿なんだなって驚いて、家に帰って泣いていましたね。」
賢二「その場で看護師の体験ができるのはすごい。これって、誰でも参加できるの?」
巧都「卒業した学校の中1から高1の希望者であれば、誰でも応募はできるんだけど、それが毎年人気があって、希望者多数は抽選。中1からこの体験学習を応募してから2年連続で落選して、中3でやっと当選したんだよ。ユニフォームとかは貸出してもらえるし、食堂のランチも食べることができるんだけど、給料とかはもらえるわけではないし、ほとんどボランティア。週に1回だけなので、毎日通うわけではないし。」
慶海「学校でそんな体験学習があるのはいいなって思います。ぼくは卒業した中学の時に職場体験学習がありましたが、看護師ではなく、普通の飲食店の接客でしたよ。飲食店って高校生でもできる仕事だし。」
賢二「確かにそうだよね。ぼくのところも私立の中高一貫だったけど、職場での体験学習はなかったな~。」
巧都「賢二とはお互い別々の中高一貫校に通っていたけど、大学は一緒だったんだ。一応同級生で、講義も実習もほとんど一緒だったよ。」
賢二「そうそう。授業とか真剣に聞きながら、たまにしゃべったりしたけどね。」
慶海「大学はどこなんですか?」
賢二「「慶明大学」です。学部は看護学部・看護学科で、大半が女子学生が多いんですが、男子は同級生で20人近くいました。少ない男子学生の中で切磋琢磨してがんばっていました。」
慶海「そうなんですか。全然知らなかったです。プライベートでも遊んだりしていますか?」
巧都「たまにね。職場は別々になったので、あまり会わないですが、たまに大学の同期が集まって飲みに行ったりしています。ところで、慶海は病気をしたって言ったけど、差支えなければどんな病気だった?」
慶海「軽度の再生不良性貧血で、輸血をして回復しました。実は「慶明大学病院」の小児科に通っていましたが、今は一般内科に通っています。小児科は中学生までで、高校生は継続治療を受ける子が対象なので、すでに治って、経過観察状態では診てもらえないそうで、それで一般内科に移りました。」
巧都「再生不良性貧血だったら、一般内科より血液内科の方が専門的に診てもらえるのに。何で血液内科にしなかったの?」
慶海「当時担当されていた小児科医からの話では骨髄移植などの造血幹細胞移植の適応者でないと血液内科はダメだそうで、強制的に一般内科に決められてしまいました。今の担当医である茂春先生(29歳・内科医)は再生不良性貧血のことをあまり知らないらしくて、年に1回の検診のときは困りますね。」
賢二「医者が決めたことは絶対だからね。患者自身が希望する診療科・病院を希望しているんですって声をあげないと難しいと思う。血液内科って、造血幹細胞移植の適応者でないとダメなの?」
巧都「そんなことないよ。白血病の患者であっても、造血幹細胞移植をしない人もいるし。」
賢二「今の病院の血液内科の医師に診てもらえるようにお願いするか、血液内科専門のクリニックを探して、そこで紹介状を書いてもらって行くのもアリだと思うよ。どっちにしてもまだ高校生だから、別の医者に診てもらうことについては親と相談して決めた方がいいと思う。」
慶海「わかりました。あとで親と相談したいと思います。話は変わって大学生活ですが、どんなことをしていましたか?巧都さん。」
巧都「ほとんどサークルやコンパ三昧でした(ワラ)。大学ではクラブやサークルがあるので、勉強以外の楽しさがあり、看護学校では味わえないキャンパスライフを過ごすことができます。ぼく自身、サークルで知り合った莉緒(23歳・メーカー勤務)と付き合っています。彼女は別の大学を卒業し、OLをしていますが、気配りが上手で優しい子です。看護師はご存じのとおり不規則勤務で、土日祝日休みの彼女とはスケジュールがバラバラですが、夜はたまに会って飲みに行ったりしています。」
賢二「いいね。彼女がいて(ワラ)。ぼくもクラブですね。大学ではテニス部に入っていましたが、大学の大会でベスト8に進出した功績があります。あとは学食で、学食は附属病院のスタッフの方の食堂を併設しているので、附属病院のスタッフの方たちをよく見かけていました。メニューも附属病院に近いせいか、体に優しいメニューがほとんどで、味もおいしいですよ。」
慶海「ありがとうございます。最後に受験についてどうしていたのか教えてください。」
賢二「ぼくは推薦入試っていうか、附属校からの内部進学でした。中高は「慶明大学附属中学・高校」を卒業したので、高2の時に「慶明大学」への内部進学のための希望調査があって、それで内部進学を希望していました。高3の時に「慶明大学」への内部進学が決まって、そのまま大学に進学しました。試験はなくて、高校3年間の調査書と推薦書類などを提出するだけで大学が決まりました。看護学部では附属高校からの内部生は6人いたのですが、そのうち男子はぼく1人だけです!あと、万が一内部進学ができなかった場合を考えて、受験勉強は一応していましたが。」
巧都「ぼくは一般入試です。ぼくは「鳴海学院中学・高校」を卒業しましたが、「鳴海学院」では「早勢大学」への内部進学の制度があり、希望者全員進学できます。「早勢大学」では医学部・保健学科に看護のコースがありますが、ぼく自身は「早勢」よりも看護師の就職率が高く、臨床経験も豊富な「慶明」を希望していました。それに内部進学は一度辞退すると、あとから受ける後輩が進学できなくなり、迷惑がかかってしまう恐れがあるし、合格したら必ずその大学へ入学しないといけない条件があるので、あえて受験を決めました。試験は国語・数学・理科・英語の4教科の学力試験で、理科は生物・化学の中から選択をすることになり、ぼくは生物を選択しました。受験勉強は予備校でも勉強をしていましたが、学校側が他大学の受験を希望する生徒向けに個別指導をしてくれるので、週に3~4回、受験の時期が近づいてくるとほぼ毎日、先生の個別指導を受けました。一般入試で「慶明大学」と「関東医療大学」「横浜翔英大学」の3校を受験し、3校とも合格しました。「慶明」が第1志望だったので、他の2大学は滑り止めで受けたので、それらを捨てて、「慶明」に行くことにしました。看護師の学校は看護学校もあります。看護学校は3年で看護師になれるメリットがありますが、保健師や助産師、養護教諭の免許を同時にとれることを考えると、大学の方がメリットがあります。看護学校で看護師免許をとっても、保健師や助産師を希望するとなると、さらに保健師学校や助産師学校に行かなければならないので、経済的にも負担がかかります。看護師だけを希望するなら大学と看護学校とどちらでもいいですが、男子の場合は看護師だけでなく、保健師と養護教諭の両方の資格も取得できる大学の方がいいですね。それに看護師の給料は大卒の方が高いし、大学院に進学をして、研究の道に進んだり、専門看護師の資格を取得をしてキャリアを積むことができます。看護師だけでもいろいろな働き方もあるので、自分に合った大学や看護学校を目指した方がいいと思います。」
慶海「ありがとうございます!ぼくは公立高校に通っているので、一応一般入試になると思いますが、親と相談して、希望する大学を見つけたいと思います。お2人とも、今日は本当にありがとうございましたm(__)m」
(左から賢二、慶海、巧都)
来週は栄養士・管理栄養士の大学・学校について、女子メンバーたちがおしゃべりをします。どんな話になるでしょうか?
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