梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

主婦の休みは必要?

こんにちは。尚古(33歳・看護師)です。

今週のおしゃべりカフェは「主婦の休み」です。

主婦は仕事をしている人もしていない人も、家事・子育ては毎日あります。

家事と子育ては毎日あるので、主婦の休みがほしいです!!

というわけで、3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーは私・尚古、つばささん(20歳・主婦)、修子さん(46歳・主婦)です。

 

尚古「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干し付き)、とんかつ(ソース、キャベツのせん切りつき)、じゃがいものそぼろあんかけ、さやえんどうのおひたし、漬物(たくわん)、果物(パイナップル(缶詰))です。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

尚古「ん!おいしい!!こんなにボリュームがあって、こんなにおいしいお弁当があるなんて知らなかった!うちも今度リピしないと。」

つばさ「超うまいっしょ。ウチもたまに買ってる。作るの面倒だし。」

修子「初めて食べましたが、おいしいですね。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

尚古「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「主婦の休み」ですが、まずは家族構成です。私は夫(新悟・34歳・メーカー勤務)、娘2人(来々愛・6歳&紗来々・3歳)の4人家族です。ちなみに私ですが、都内にある「桜桃総合病院」で外来の看護師をしています。」

つばさ「ウチはダンナ(宏志・22歳・建設下請会社勤務)、娘(まりあ・3歳)の3人家族。」

修子「私のところは主人(順・49歳・メーカー勤務)、長女(芙美・25歳・銀行員)、次男(和彦・大学3年)、次女(千夏・専門学校1年)の5人家族で、私たち家族は北町に住んでいますが、長男(英人・27歳・歯科医)は結婚して西町に住んでおり、長男の家族は嫁(奈央子・27歳・主婦)、孫(輝・3歳)の3人家族です。」

尚古「ありがとうございます!さて、主婦の休みですが、仕事がある・なしに関わらず、家事・子育てはあります。家事と子育ては毎日はつらいので、主婦の休みがほしいと思います。みなさんは主婦の休みは必要ですか?」

つばさ「ウチは絶対に必要!!家事や子育てやるんならウチは遊びたいもん!!中学時代の同級生は半分が大学生や専門学校生で、半分が就職やフリーターがほとんど。ウチは高校を辞めて早く結婚したので、友達と遊ぶ暇がなくてマジで嫌。」

尚古「結婚したのはいつ?」

つばさ「17歳。」

尚古「17歳!?めちゃめちゃ早いじゃん!!」

つばさ「だってさ、おなかの中に娘がいて、ウチの親も、ダンナの親も反対していて、半分駆け落ちで結婚した。それと同時に高校も辞めたし。ダンナは中学を卒業して、今の会社に就職したから、高校も行っていないし。」

尚古「でき婚か~。周りの友達は大学で勉強をしたり、就職をしたりしている子は多いよね。何で高校卒業まで待たなかったの?」

つばさ「早く結婚したかったから。ウチはダンナが好きなんだよね~。お互い愛し合って結婚したから、だから高校も辞めたし、仕事も高校時代のバイト以来していない。」

修子「お互いに愛し合って結婚しているからわからないわけではないけど、ちょっと結婚が早すぎたわね。」

つばさ「ウチはそんなこと気にしないけど、周りから見たら早いって言われる。周りはみんな大学に進学して、就職やバイトをしている子もいる。でも、ウチは勉強よりも遊ぶ方が好き。ウチは勉強が嫌いだったし、親や周りから言われて嫌々高校に進学したから、すぐに辞めたかった。でもちょうど娘を妊娠したタイミングで辞めることができてよかった。」

尚古「私は高校を卒業して、看護学校に進学して、今の仕事をしているけど、私も勉強が嫌いだったから、周りに流されて小学校、中学校、高校、看護学校と進学したってわけ。」

修子「でも、大学や専門学校に進学したほうが将来のために役立ちますよ。最低でも高校は卒業しないと、あとあと就職に困りますからね。中卒や高校中退では。私も主婦をしているけど、次女が今の専門学校を卒業したら、私も大学に進学しようと思っているの。」

尚古「修子さんは大学で何を学ぶんですか?」

修子「教育学を学ぼうって思っているの。大学進学は主人と相談して、通信教育部のある大学を希望しているんだけど、通信教育だと家事との両立もできるから楽だし、何しろいろいろな年齢の方が学んでいるからいい刺激にもなるしね。」

つばさ「でもウチはもう一度学ぼうなんて思っていないし、高校には入り直したくない。子育てで手いっぱいだし、やっぱりウチは遊ぶ方が好き。今はゲームをしたり、ネイルを塗り直したりしているけど、いつかは友達と遊びたいな。」

尚古「そうか。私も遊ぶっていうか、自分の時間がほしいから主婦の休みがほしい!平日の昼は仕事があり、夜は家事・子育てがあって、本当に休みがない!土日は仕事はないけど、朝から晩まで家事・子育てがあるから本当に嫌!!」

修子「尚古さんは看護師をしていますよね。看護師は夜勤があるじゃないですか。外来にしたのは子育てがあるからですか?」

尚古「職場では子育てに専念するために外来への変更をしましたが、本当は夜勤が嫌いなんですよ!!夜勤はすごく疲れるし、昼間よりもストレスがたまるから本当に嫌!!私は何度も外来を希望していましたが、受理してもらえなくて、結婚して、子育てをするタイミングで外来希望を申請して、やっと受理してもらいました。これで夜勤をしなくてすむから、超楽。」

つばさ「子育てを利用して、希望していた部署に就くことができたんだね。やっぱり遊びたいの?」

尚古「そう。のんびりテレビを見て、ゲームをして、子どもをほったらかしにして、自分でショッピングやグルメを楽しみたい!だから、家事と子育てが嫌だから、主婦の休みがほしいの。」

つばさ「ウチと合うね。ウチも主婦の休みがほしい!」

修子「あなたたちは自分を楽するために主婦の休みがほしいってこと?」

尚古「そうですが、何で?」

修子「私も子育てや家事をしているので気持ちはわからないわけではありませんが、自分を楽するために、家事や子育てをほったらかしにするのは主婦として失格ですよ!!」

尚古「いいじゃないですか!じゃあ、修子さんは主婦の休みはほしいですか?」

修子「厳しいことを言いますが、主婦には24時間休みなんてありません!!家事や子育てなどの主婦の仕事は誰がやるのですか?」

尚古「夫。」

つばさ「ウチは親。」

修子「夫は仕事で忙しいの。親は自分の家事の世話や孫の世話までやらないですよ!!家庭では稼ぎ頭は夫で、主婦は夫の収入でやりくりをしないといけないの。もし夫が仕事から疲れて、家事や育児なんてしますか!?」

尚古「それは…。」

修子「夫は離婚や死別で父子家庭にならない限りは、家事や育児はしませんよ。海外では家事や育児の役割分担はありますが、日本では昔の家父長制が根強いため、夫は仕事、妻は家事・育児が根強いのです。今は尚古さんのように働いている母親はいますが、それでも家事や育児は妻がやらなければならないの。これは常識なんです!!」

尚古「それは差別じゃないですか!夫は仕事があるけど、休みの日はグータラしているんですよ。うちら主婦が休めないなんてありえないですよ!!」

修子「あのね、主婦は家事と育児の合間に好きなことをやっていればいいの。家事が終わったらテレビを見てもいいし、自分の趣味をやっててもいいの。ただ、子どもがまだ小さいから、子どもの様子に気を配りながら好きなことをすることね。夫は平日は仕事で、土日は会社の付き合いがあるし、休みの日でも休むのがほとんど。夫は一日中仕事をしているから、疲れるし、それを気を使ってあげるのが妻の役目なの。私も主人が仕事で、私は家事と4人の子どもの育児をしてきているの。今は子どもたちも成人になったので、子育てはだいぶ楽になったけど、子どもたちがまだ小さい時は夜中におむつを替えたり、ミルクを飲ませたり…とホント大変だった。それでも4人の子どもたちを高校卒業まで立派に成長させようと、毎日いろいろな苦労をしました。その合間に自分の自由時間があるから、テレビを見たり、カルチャー教室に行ったりしました。家事や育児は24時間休みなんてないし、そんなに甘いものではありません。それでも主婦の休みがほしいなら、離婚をして、子どもを夫に譲って、自分一人だけの時間を作るべきです!そういうことはできますか!?」

つばさ「…できない。」

尚古「うちも離婚はできないです。夫に「離婚よ!」って言ったら、夫は反対して、もめると思います。仮に離婚しても子どもを育てるのは私になると思うので、それはできないです。」

修子「主婦は誰の代わりなんていません。自分がやらなければならない。少しでも手を抜くととんでもないことになってしまう。あなたたちは自分たちのお母さんの苦労を見ていると思います。学生時代のときは母親の苦労は知らないと思います。知ることもないですし、知らないです。しかし、自分が結婚して、家庭に入るとなると毎日家事や育児をやらなければならない。その時に自分の母親の苦労がわかるはずです。今はお2人の子どもたちがお母さんたちの苦労を知らないですが、子どもたちが成長した時にはお母さんの苦労がわかるはずです。母親は父親よりも偉大なんですよ。お2人とも、子どもたちに尊敬される母親に成長してください。」

尚古「…すみませんでした。やっぱり、主婦の休みなんてないんですね。子どもたちを立派に育てるために、仕事も家事・子育てもがんばりたいと思います。」

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(左からつばさ、尚古、修子)

 

修子さんに喝を入れられて、私は母親失格だなって思った。やっぱり家事・育児はがんばらなければいけないんだな。

 

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