こんにちは。佐栄子(72歳)です。
今日は「人気役者の映画・ドラマ」をお送りします。
今月は「京 マチ子」さんをピックアップ!
京さんは日本を代表する女優さんで、多くの作品を残しました。
今日はすべてではありませんが、京さんの作品を紹介します。
まずは「雨月物語」です。1953年に放映された映画です。京さんは大阪府出身で、5歳の時に父親が蒸発し、母親と祖母の手で育ちました。1936年に「大阪松竹少女歌劇団(OSK)」に入団し、娘役スターとして活躍しました。1949年に大映に入社し、若尾文子さん、山本富士子さんとともに大映の看板女優として活躍しました。1944年に「天狗倒し」で映画デビュー。ドラマでは1964年に「あぶら照り」でデビューしました。「雨月…」をはじめ、1950年に「羅生門」、1953年に「地獄門」などが海外の映画祭で主演作が次々と受賞し、「グランプリ女優」と呼ばれていました。
次は「華麗なる一族」です。1974年に放映された映画です。この映画とドラマ「犬神家の一族」などで月丘夢路さん(故人)と共演し、家庭内の壮絶な抗争に執念を燃やす中年女性の狂気を熱演しました。1976年に「男はつらいよ」でマドンナを演じましたが、歴代マドンナの中では唯一渥美 清さん(故人)より年上でした。1971年以降は映画だけでなく、ドラマや舞台にも出演し、活躍の場を広げました。
次は「必殺仕切人」です。1984年に放送されたドラマで、「必殺シリーズ」の作品の一つです。2000年に発表された「キネマ旬報」の「20世紀の映画スター・女優編」で日本女優の3位、「読者が選んだ20世紀の映画スター女優」では7位に選ばれました。1987年に紫綬褒章、1994年に勲四等宝冠章をそれぞれ受章しました。
最後は「花の乱」です。1994年に放送されたNHK大河ドラマです。映画では1984年に「化粧」が、ドラマでは2000年に「晴れ着ここ一番」が最後の作品となりました。女優全体の作品では舞台「女たちの忠臣蔵」が最後となりました。80歳を過ぎた2006年まで活動を続けましたが、その後は芸能界引退状態でした。しかし、2019年に帰らぬ人となりました。
京 マチ子さんは2019年に心不全のために亡くなりました。95歳でした。その後は密葬を行い、お別れの会はありませんでした。女優の仕事の際はけがや不調があっても、どの役でも最後まで演じ切るのが信念で、「羅生門」では両方の眉をそり落として撮影に臨むなど、のちに映画史に残る傑作へと導きました。私生活では結婚は一度もしておらず、生涯独身を貫き、「話題のないのが話題の女優」とも言われました。受賞歴は1995年に第18回「日本アカデミー賞」・会長特別賞など。海外の映画賞でも多数ノミネートされました。京さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
次はどの役者さんが登場するのでしょうか?来年もお楽しみに。
というわけで、佐栄子でした。
ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!