梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

アスリート伝説(その16)

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こんにちは。キュルビス(ポニー・♂4歳)です。

今日は「アスリート伝説」をお送りします。

 

今月は「武 豊」騎手をピックアップ!

勝負師の極意

勝負師の極意

  • 作者:武豊
  • 発売日: 2015/06/26
  • メディア: Kindle
 

武騎手は日本を代表する競馬騎手で、多くの記録を更新しています。

 

武騎手は京都の生まれですが、育ちは滋賀です。祖先は薩摩国出身の武家で、父親は「ターフの魔術師」と呼ばれていた元JRA騎手・元JRA調教師だった武 邦彦さん(故人)という競馬一家でした。実家は滋賀の「栗東トレーニングセンター」の近くに転居し、住まいのそばに厩舎があるため、少年時代は厩舎にいる馬ににんじんを与えてから出かけるのが日課となっていました。小5の時に乗馬の少年団に入団して、本格的に乗馬を始めました。中学卒業後に「JRA競馬学校」の騎手課程に入学。同期には蛯名正義騎手らがいました。3年間の厳しい訓練を経て、1987年に学年トップで競馬学校を卒業しました。

 

競馬学校卒業後は栗東の武田作十郎(故人)厩舎所属となり、先輩には河内 洋騎手(現:調教師)らがいました。同年3月の阪神競馬4レースにアグネスディクターで初騎乗。同年3月に阪神競馬3レースでダイナビショップに騎乗し、初勝利を果たしました。同年9月に42勝を挙げ、小屋敷 昭さんが持っていた関西新人最多勝記録を更新しました。同年10月に開催した「京都大賞典」でトウカイローマンに騎乗し、新人でいきなり重賞初制覇を果たしました。同年11月に59勝を挙げ、加賀武見さんが保持していた新人最多記録を27年ぶりに更新し、最終的には69勝を挙げ、「JRA賞最多勝利新人騎手」を受賞しました。

1988年に「菊花賞」でスーパークリークに騎乗し、G1初勝利となり、19歳8か月でJRA史上最年少クラシック制覇を達成しました。この勝利で競馬関係以外からのメディアの取材が多くなり、この頃から「天才」と呼ばれ、日本中に知られるようになりました。武騎手の活躍で日本に第二次競馬ブームが巻き起こり、これまで競馬ファンは男性が中心でしたが、この競馬ブームで女性ファンが増えてきました。

1989年にシャダイカグラなどでG1を4勝し、年間でも133勝を挙げ、デビュー3年目にして初のJRA全国リーディングジョッキーを獲得しました。また、海外競馬デビューも果たし、同年9月のアメリカのレースで初勝利を挙げました。

その後は数々のレースに騎乗し、1991年に「天皇賞・春」でメジロマックイーンに騎乗して、3連覇を達成。メジロ牧場(現:レイクヴィラファーム)関係者悲願の天皇賞親子3代制覇を遂げました。1992年に所属していた武田厩舎の解散に伴い、フリーに。1998年に「日本ダービー」でスペシャルウィークに騎乗し優勝。初のダービージョッキーに輝きました。

2005年にディープインパクトの主戦騎手として、「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」でそれぞれ優勝し、自身初の中央競馬クラシック三冠を達成。ディープインパクトを史上2頭目となる無敗の三冠馬に導きました。

しかし、2010年3月の「毎日杯」でザタイキに騎乗し、競走中に馬が故障を発生して転倒し、武騎手も落馬事故で全治半年の重傷と診断されました。その後は手術やリハビリを経て、同年8月の小倉競馬で復帰しました。この落馬事故の影響で2010年は年間69勝で終わりました。翌年は外国人騎手の台頭で2011年は年間64勝、2012年は自己最低の年間56勝と成績が低迷しました。

2013年の「毎日杯」でキズナに騎乗し勝利。同年5月の「日本ダービー」でキズナをダービー馬に導き、自身の日本ダービー最多勝記録を5に更新しました。2013年は年間勝利数97勝と前年から大幅に成績を向上させ、2010~2012年までの低迷期を脱しました。

2018年9月にメイショウカズヒメに騎乗して勝利し、前人未到JRA通算4000勝を達成しました。

 

デビューから一貫して数々の勝利記録を更新し、JRAのみならず地方競馬、海外競馬でも100勝以上を記録しています。若手時代では「天才」と称されていましたが、今は「日本競馬界のレジェンド」と称されています。競馬の成績や記録だけでなく、暗いギャンブルの象徴だった競馬を女性や家族連れでも入りやすくし、ファン層を広げ、競馬の世界を明るく、誰でも楽しめるようにした貢献者の一人でもあります。51歳の現在でも現役として活躍しています。2010年に「日本騎手クラブ」の会長に就任。妻は80年代に活躍した元アイドル・元タレントの佐野量子さん、弟は元騎手で現在は調教師の武 幸四郎調教師です。競馬関係者以外ではヤンキース田中将大投手や競輪の村上義弘選手など、多くのアスリートや芸能人との親交があります。メディアでは「武豊TV!」などの競馬関係のテレビ出演や、ドラマやアニメで本人役として俳優・声優として出演していました。

 

次はどのアスリートが登場するのでしょうか?次回は12月にお送りします。

 

というわけで、キュルビスでした。

また明日。

 

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