こんにちは。顕子(39歳・家業手伝い)です。
今日は「フードバンク」についてお送りします。
フードバンクとは、包装の傷みなどで、品質に問題がないにもかかわらず、市場で流通できなくなった食品を、企業から寄付を受け、生活困窮者などに配給する活動のことを言います。
フードバンクの歴史は1960年代のアメリカで、スープキッチンでボランティア活動をしていたジョン・ヴァン・ヘンゲルが、ボランティア先のシングルマザーから、まだ食べられる食品がスーパーで大量に廃棄されていることを知り、スーパーにこうした食品を寄付してもらうよう交渉し、地元の教会に食品を備蓄する倉庫を貸してくれるよう頼み、1967年に世界初のフードバンク「セカンドハーベスト」が誕生しました。その後はアメリカから世界へと広がり始め、ヨーロッパやアジア、アフリカにフードバンクが設立されました。
日本では元アメリカ軍の軍人で、「上智大学」の留学生が2003年に日本初のフードバンク団体を設立。のちにNPO法人の認証を受けました。2004年に団体名を「セカンドハーベストジャパン」と改めました。
現在では北海道から沖縄まで全国80か所以上でフードバンク活動が行われています。
かつては企業がフードバンク団体に食品を寄付していましたが、昨今のコロナ禍の影響で、企業だけでなく、自治体でも活動を開始し、自宅にいらなくなった食品や調味料などを地元の役所に寄付し、これらの食品はコロナ禍で職を失った生活困窮者やホームレスの団体、児童養護施設などに配られます。
フードバンクで食品を寄付することで、生活困窮者の命をつなぐことだけでなく、今問題になっている「食品ロス」を減らすことができ、環境にも配慮できます。
ご自宅にいらなくなった、使わなくなって眠っている食品があれば、企業や自治体を通じて、フードバンクに参加しましょう。
というわけで、顕子でした。
また明日。
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