＊＊＊出演＊＊＊
優太（中1）
佑輔（高2）
亜実奈（高2）
正夫（70歳）
古山（63歳・衆議院議員）
（一言）
今年の2月ごろから新型コロナウイルスが流行し、夏になっても依然猛威をふるっています。
日常生活ではマスク着用、手洗い・うがい、手指等の消毒、ソーシャルディスタンスに基づいた生活様式に変わってきました。
マスクは使い捨てのサージカルマスクや立体型マスク、学校給食に使われている白のガーゼマスクだけでなく、カラフルな布を使用した布マスクやウレタンマスクも登場し、これまで白のマスク着用に抵抗がある方にも、黒やピンク、ブルーなどの色、柄物だと着用しやすくなっています。布マスクやウレタンマスクは使い捨てマスクとは違い、何度も繰り返し洗えるのが魅力です。夏の暑さに向けた夏用マスクも登場し、マスクを手作りをする人もいます。マスクを作る会社も医療機器メーカーや医薬品メーカーだけでなく、電機メーカーやアパレルなど、異業種のメーカーが作られたマスクも登場しました。
ソーシャルディスタンスは家族や友達であっても、2ｍの間隔をあけなければならず、オフィスや福祉施設、病院、スーパー、テレビ・ラジオの収録現場などではアクリル板やビニールシートを使用し、飛沫感染を防止する対策をしています。テレビやラジオ、カラオケボックスで使用するマイクも使うたびに毎回消毒をしなければならなくなり、食事でも家族が一緒に向かい合って食べることもできませんし、1つあるおかずを家族みんなで箸でつついてもダメなんです。これまで普通にできていたことが、コロナ禍で不可能になっています。
新型コロナの感染者は年齢問わず感染します。多くが軽症で済むものの、中には後遺症で苦しむ人たちがいます。後遺症はコロナの症状でもある倦怠感や息苦しさ、味覚障害や、肺や脳、心臓や腎臓など、多くの臓器にダメージを与える後遺症を訴える人も多くいます。新型コロナで脳炎を起こした人が、記憶障害や認知症の症状が出ている人もいたり、不整脈の症状まで出ている人もいます。新型コロナは軽症で済んでも、とんでもない後遺症が起こる場合もあるので、この感染症は本当に恐ろしいです。
しかし、こんなに後遺症が出ている新型コロナを自分たちで予防をしなければならないのに、多くの人たちは危機管理能力が甘すぎます！！
緊急事態宣言が解除された後でも、普通に学校があり、普通に会社があり、ほとんどコロナ前の日常生活に戻っています。飲食店も普通通りに飲食ができたり、普通に旅行ができたり、芸能人の舞台などのイベントも復活しています。
しかし、普段の生活に戻った人間の甘さから、再び新型コロナで爆発的な感染者が増えてきました。クラスターも病院や福祉施設だけでなく、学校や部活、会社、カラオケボックス、飲食店、塾、芸能人の舞台、米軍基地、離島…と、あらゆる場所やシーンでクラスターが増えています。さらに「GO TOキャンペーン」のせいで、多くの地域で感染者が増え、これまで感染者がいなかった岩手でも感染者が出ました。特に沖縄では壊滅的な被害に遭っています。これでは医療現場がまた疲弊してしまいます。
感染者の数を食い止めなければいけない政府はコロナ対応を一切無視。不必要な「アベノマスク」を配布したり、「GO TOキャンペーン」を継続したりと、緊急事態宣言前よりもひどくなっています。一部の自治体でもコロナ対応を無視して選挙や住民投票ばかり考えており、この国は本当に終わっています。
新型コロナに感染しないためには、ぼくたちが基本的な予防とソーシャルディスタンスの実践をしなければなりません。今年はガマンの年ですが、コロナ終息まで乗り切っていきましょう。（優太）
（他のみんなから一言）
＞ぼくは新型コロナに感染しました。父親が会社の接待で感染し、その影響でぼくも感染しました。入院はしませんでしたが、発熱やだるさ、味覚障害の症状がありました。今は治ったものの、だるさが続いており、学校にも行けない日が続いています。新型コロナは絶対に感染してはダメ！！（武尊・中1）
＞ぼくが住む大阪でも感染者が増加し、勤務先の病院では院内感染が起こり、患者と同僚の看護師や医者が感染しました。幸いぼくはPCR検査で陰性でしたが、病院内では医療崩壊が起こっており、政府だけでなく、府も何の対応もしてくれません。特に府は医療現場に「雨がっぱ」の支給や「イソジン」でコロナが治るというデタラメ発言ばかりで、給付金の支給もものすごく遅いです！府や大阪市はコロナ対応よりも「大阪都構想」の住民投票しか頭になく、コロナの対応は医療現場をはじめ、他の施設でも何もしてくれません！！もういい加減に医療現場の現状を考えてほしい！！！（優友・23歳・看護師）
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