***出演***
日羽里(24歳・病院勤務)
権太(たぬき・♂8歳)
吉村(41歳・内科医)
(一言)
新型コロナで特に一番影響を受けているのが病院などの医療機関です。
病院は大学病院から総合病院、各診療科の専門病院、医院、クリニックがあります。いずれも病気やけがを治すことは変わりありません。
新型コロナ感染拡大防止のため、病院関係者はみんなマスクを着用し、受付はすべてアクリル板、ビニールシートに仕切られ、受付の職員の感染を予防しています。
患者と直接診察をする医師は人や病院によって異なりますが、さらにフェイスシールドをつけて患者からの感染予防の工夫をしています。
外来も病棟も今まで以上に消毒を念入りに行い、空気清浄機もフル稼働。大きな病院の全体の消毒は業者に頼んでやってもらっています。
しかし、病院内に新型コロナの感染者が出たら、真っ先に病院がたたかれます。地元住民から心ない電話やメールでの抗議、SNSによる誹謗中傷が相次ぎ、病院関係者のメンタルを傷つけてしまい、精神を病んでしまった病院関係者が増えています。
普通の病気やけがでは保険診療や自費診療でまなかっていますが、新型コロナの場合は公費負担のため、病院側にはお金が入ってこなくなり、経営が苦しくなっている病院が増えています。過酷な労働環境で医師や看護師、事務職員らの退職が相次ぎ、慢性的な人手不足になり、さらに悪循環となります。コロナ以外の病気でも、患者側がコロナ感染が怖くなり、行きつけの病院に行かなくなり、結果症状が悪化してしまったケースもあります。病院側も患者が来なくなって経営が悪化しているところもあります。
こういった医療現場の支援は民間の会社やNPO法人や団体だけしか行っておらず、国や自治体の支援は皆無です。こんな状態では病院がつぶれてしまい、本当の意味での医療崩壊になってしまいます。
医療従事者に励ましや感謝をするのはいいのですが、もう少し医療現場の現状を見て、手厚い支援をしてもらいたいです!!(日羽里)
(他のみんなから一言)
>うちのクリニックはコロナ患者が来られるので、ほとんど忙しいですが、コロナとは全く関係のないクリニックでは患者が来なくなって、経営が苦しい状態となっています。国からの抜本的な支援が必要になってきます。(吉村)
>給料が減るだけでなく、物資も不足し、これまでやってきたことができなくなり、本当に救うべき患者さんの命を奪ってしまいます。政府が医療従事者・病院に対する支援をしないと、職員はみんな辞めてしまいます。本当に限界です…。(奈智・22歳・看護師)
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