梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

新型コロナが憎い!(その16)

こんにちは。舞依(25歳・看護師)です。

今週のおしゃべりカフェは先週に引き続き、「新型コロナ」についてお送りします。

今回は大人女子メンバー3人でお送りします。

メンバーは私・舞依、伸子さん(36歳・スーパーパート)、八千代さん(77歳・漬物店勤務)です。

 

~ここからはオンラインチャットによる会話です~

舞依「今日は東京、神奈川、京都からリモートでお送りします。今日のテーマは「新型コロナ」で、今回は4週連続の3週目で、新型コロナが発生してから1年がたち、私たちの生活が大きく変わってしまいました。そこで、1年を振り返ってどんなことが起きましたか?」

伸子「仕事自体は変わっていないけど、子ども(幸一・小5&花・6歳)の学校の休校で生活リズムがくるってしまって…。」

舞依「それは最初の緊急事態宣言の時でしょうか?」

伸子「そうです。全国の学校が一斉休校になって、子どもたちは喜んでいましたが、私にとっては嫌だったんです。私は都内のスーパーでパートとして働いているし、主人も仕事があるので、子どもだけで留守番はマジで困ります!」

舞依「休校の時はどうしていましたか?」

伸子「上の子ども(幸一)は学童保育に、下の子ども(花)は託児所に預けました。近くに私の親が住んでいますが、子どもを預けると親が感染のリスクがあるので、預けられないんです。学童保育と託児所を預けるには相当コストがかかったし、給食がないから毎日弁当を作らなければならない。これが本当に嫌でした。」

舞依「仕事を休むことってできないですか?」

伸子「私はパートなので、子どものために仕事を休んだらクビになってしまいます。主人の給料が下がって、私もパートで働かないと食べていけないですし。」

八千代「私の近所の方も子どもが小さいから留守番ができないって嘆いていましたね。うちは孫たちが大きくなっているので、留守番は普通にできますね。」

舞依「お孫さんは学校は休校だったんですか?」

八千代「亡くなった上の娘の子どものうち、一番上の孫(恵理子・24歳・漬物店勤務)は家業の会社で働いているので関係ありませんが、他の孫たちは中学や高校、大学に通っているので、一斉休校の時は中学と高校に通う孫たちはオンライン授業を受けていました。解除後に学校が再開して、普通に学校に行きましたが、2度目の緊急事態宣言が発令されてからは下の娘(絵巳・45歳・漬物店勤務)の子どもたち2人(淳一・高1&恵一・中2)は再びオンライン授業ですが、真ん中の娘(多巳・46歳・漬物店勤務)の子どものうち、下の孫(鈴奈・中1)は分散登校という形で学校に通っています。オンライン授業はありますが、クラスの同級生と1週間交代でその日が登校かオンライン授業のいずれかとなります。大学に通う孫たちはずっとオンライン授業ですね。」

伸子「オンライン授業なんて大学と私立だけの特権ですよね。うちは休校になってもオンライン授業なんてないですよ。」

舞依「何をしたのですか?」

伸子「プリントの勉強と教材のドリルの反復学習だけ。それも親が学校までプリントを取りに行かないといけないです。」

八千代「これでは授業にもならないですね。先生のフォローもないようじゃおしまいですわ。」

舞依「ご主人はテレワークですか?」

伸子「主人は小さい会社で働いているので、テレワークはないです。」

舞依「八千代さんの会社はテレワークとかはありますか?」

八千代「うちは漬物店の会社を営んでいるので、会社も店も工場も普段通りに仕事があります。店の従業員は全員がマスク着用で接客をしなければなりません。うちの店ではいつもは販売の時は試食用の漬物を並べてあり、お客様が各自で漬物の試食をしますが、新型コロナの影響で試食が中止になり、試食なしで購入することになります。」

舞依「やはり試食となると飛沫感染の問題があるから、中止はやむを得ないですね。」

伸子「私が働いているスーパーでも試食が中止になりました。試食担当のパートさんがクビになってしまって、仕事探しには苦労しているみたいで。」

舞依「このコロナ禍で仕事がなくなった人たちが多いですよね。」

八千代「私たちは仕事があるからまだいい方だけど、仕事がない人たちは本当に大変ですね。私は一応仕事はありますが、高齢のため、仕事は週に1回にしています。主人(半次郎・75歳・漬物店勤務)も同じです。ともに持病があるので、外に出たらコロナ感染で重症化のリスクがあるためです。」

伸子「高齢者は重症化のリスクがありますからね。」

八千代「あと、年に数回、うちの親族を集めて食事会をしますが、それも中止になって、それぞれの家でこじんまりと過ごしています。ところで、舞依さんは仕事はどうなの?」

舞依「私は看護師をしているので、ふだん通りに仕事があります。コロナ患者の看護はありませんが、感染対策は今まで以上に神経を使うようになりました。」

伸子「病院は大変だわ。うちらよりも過酷な仕事をしているし。」

舞依「普段の生活はどうですか?」

八千代「最初の時はマスクや消毒液などがなくて、手作りマスクを作るざるを得なくなりましたね。今はマスクや消毒液は手に入るようになったので、そこは安心かなって。」

伸子「マスクなどが品薄状態で買えなくなった時期がありましたが、今は手に入るようになりましたね。マスクは医療機器メーカーや製薬会社だけでなく、アパレルや電機メーカーなどの異業種の会社でもマスクを作るところが増えてきたし。でも、最初の緊急事態宣言の時と比べて、人が多くなったような気がする。」

八千代「私もそう思いました。公立学校では学校の休校は認められず、ふだん通りに学校があるし、会社もテレワークをやっているところは少なくて、ふだん通りに会社に出勤している人たちもいる。いくら緊急事態宣言が出ても、学校や会社が普通にあるようでは意味がないし、すでにクラスターが出ている。他の国のようにロックダウンをしない限りは感染は防げない。」

舞依「私のような医療従事者の負担がますます増えるばかりです。すでに変異種に感染して、クラスターも出てる。変異種の場合は普通の新型コロナに比べて感染力が非常に強いので、あっという間に大量の感染者が発生する。そうなってくると医療崩壊を起こす恐れがあります。政府は医療従事者の全面的支援と、PCR検査を拡充しなければ、大量感染は食い止められないです。もういい加減に国民を無視しないで!!」

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(左から伸子、舞依、八千代)

 

来週は子ども男子メンバーたちが登場します。

 

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