梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

コロナ貧困

*前回の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2021/10/28/200000

可夏子(37歳)です。

夫(典明・38歳・スーパー勤務)と離婚し、私と子どもたち(礼紋・小3&來夢・小1)の3人だけとなった。

その後、夫の弁護士から、住んでいる家は夫の所有のため、家を出ていけって言われ、私たち3人は家を出ていかなければならなかった。私たち3人が家を出て行った後に夫が家に戻ってきたそう。

 

私たち3人はしばらくはビジネスホテルでの生活。子どもたちはホテルに住むことに喜んでいるが、ビジネスホテルの宿泊料はバカにならない。

その間にアパート探しと就活。就職活動は保育士の仕事を中心に探した。

しかし、アパートを借りるには保証人が必要で、私の親にお願いしたが、コロナ禍で出かけたくないって言われ、保証人になってくれる人がいなかった。

就職活動も認可保育園を中心に探したが、私がコロナのクラスター感染の戦犯という理由で、どこも雇ってもらえなかった。無認可保育施設もあったが、待遇面がひどく、子どもと一緒にいられない。

子どもたちは学校を転校していないので、電車で一緒に学校に連れてって行かなければならないし、学童保育も同じように連れてって、帰りも送り迎えをしなければならない。

一番問題なのが、食事だ。ビジネスホテルのレストランを最初に利用しており、子どもたちは喜んでいたが、ビジネスホテルのレストランの食事は高く、毎日の利用は大変なので、近くのコンビニでおにぎりやパンだけを買って、子どもたちに食べさせた。私は3食のうちの1食しか食べていない。

 

貯金も少なくなり、この先どうなるかわからない。子どもたちは私や自分たちが置かれている現状を分かっていない。

幸せだった生活が、自分のせいで子どものわがままを通してキャンプへ行き、学校のクラスター感染に発展し、夫と離婚、職場まで失った。

 

誰も助けてくれない現状に、子どもが寝静まった後にずっと泣いていた。先の見えない不安におびえている自分がいた。

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