こんにちは。理美(44歳・看護師)です。
今日は「大人のがんと子どものがん」についてお送りします。
がんはがん細胞によっておこる体全体の病気で、人によって発病するがんの部位は異なります。
がんは子どもから大人まで幅広い年齢層で発生します。家族間の遺伝により、親子2代以上でがんにかかる人もいます。
がんは大人・子ども共通で起こるがんと、大人だけに起こるがん、子どもだけに起こるがんがあります。
全部は紹介できませんが、代表的なものは以下の通りです。
(大人だけに起こるがん)
胃がん、肺がん、腎臓がん、肝臓がん、大腸がん、直腸がん、肛門がん、食道がん、すい臓がんなど
(男性のみに起こるがん)
前立腺がん
(女性のみに起こるがん)
子宮がん(子宮体がん・子宮頸がん)、乳がんなど
(子どもだけに起こるがん(小児がん))
腎芽腫、肝芽腫、神経芽腫など
(大人・子ども共通で起こるがん)
白血病(急性・慢性・骨髄性・リンパ性)、悪性リンパ腫、脳腫瘍、皮膚がん、再生不良性貧血(悪性のもの)、骨肉腫など
大人・子ども共通で起こるがんは大人と子どもによって異なります。前立腺がんは男性のみに起こるがん、子宮がんと乳がんは女性のみに起こるがんです。特に子宮頸がんはウイルスによって起こるがんです。
治療法はがんの部位によって異なりますが、抗がん剤治療、手術、放射線治療などがあります。がん治療はかかりつけのクリニックの紹介状を通じて、大学病院や総合病院で治療を受けることになります。治療は長期にわたって入院をしなければなりませんが、がんの進行具合によっては通院による治療が可能です。入院・通院による治療については、本人または家族と相談の上、医師が決定します。
がんを予防するにはやっぱり検診しかありません。検診は各自治体のがん検診があり、自治体からがん検診のチケットを手に入れた後に、指定された病院・クリニックにて検診を受けます。しかし、病院は基本的に平日診療が多く、仕事をしている方にとってはなかなかスケジュールが空きにくいのが現状です。会社内に病院があれば、勤務時間内でも会社内の病院で検診を受けることができます。がん検診のために会社を休む際は上司に相談をしてください。
がんについて、学校や職場、家庭内でも啓発をしなければなりません。学校のクラスの子が、職場の同僚が、家族の誰かががんにかかったとき、周りの理解があれば、がんにかかった相手が励みになります。特に家族は一番の理解者でなければなりません。
子どものがんの支援や女性に起こる子宮がんについては他の記事にて更新しましたので、こちらも見てくださいね。
がんのことやがんに対する疑問があれば医師やがん看護関連の専門看護師・認定看護師に相談してください。
というわけで、理美でした。
また明日。お大事に。
*参考リンク*
日本対がん協会:http://www.jcancer.jp/
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