梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

お母さんが!!

こんにちは。マドレーヌ(ぶた・♀3歳)です。

先日、私とお兄ちゃんのチャンポン(ぶた・♂3歳)のワクチン接種が終わった。思ってた以上に大きな副反応はなかった。

3回目接種まで半年待たないといけないが、これで一安心。

 

しかし、とんでもない事件が起こった。

私とお兄ちゃんがワクチン接種を受けたことを知って、お母さん(ダンゴ・ぶた・♀10歳)が私たちの家にやってきた。

私たち2人がワクチン接種を受けたことは、お母さんには一切話していない。

ダンゴ「あんたたち、ワクチン受けたでしょ?」

マドレーヌ「受けてないわよ。何を言ってるの?」

ダンゴ「とぼけてもダメ!!聞いたわよ!!「梅の実」のあるメンバーから!!あんたたちね、今すぐにワクチンの毒を吐き出しなさい!!」

マドレーヌ「何を言っているの?お母さん。うちらはワクチンは受けてないって!」

ダンゴ「今すぐにこれを飲みなさい!!コロナワクチンの毒を落とすお茶だから。」

マドレーヌ「は!?そんなものがコロナワクチンの毒が消えるわけないでしょ!!いい加減に目を覚まして!!」

ダンゴ「目を覚まさなければならないのはあんたたちの方よ!!さ、今すぐに毒を吐き出して!!」

マドレーヌ「嫌よ!!」

チャンポン「逃げろ!!」

 

私たち2人はすぐに家を出た。その後をお母さんがつけてきた。

逃げても逃げてもお母さんがついて行ってくる。

と、そこへ。

 

「わっ!!」

 

チャイナ(くま・♂3歳)「何だよ!!」

マドレーヌ「チャイナ!お願い!!ここへ泊めて!!」

チャイナ「オレんちは無理だよ!!親もきょうだいもいるし。」

綾(高2)「何やってるの?」

チャイナ「この2人がなんかおかしいんだよ。」

颯輔(小5)「おかしいって?」

 

チャイナの家の向かいに住んでいる綾と颯輔のきょうだいの家へ。

チャイナの話だと、2人はアンダークラブメンバーとのこと。

 

チャイナ「一体何だよ!!」

マドレーヌ「私たちきょうだいがワクチン接種を受けたことを、他の「梅の実」メンバーがお母さんにバラして、お母さんが鹿児島からやってきたんだ。」

チャイナ「オレじゃねーよ!!お前らのオカンには言ってないし。誰だよ!!お前らのオカンに話した「梅の実」メンバーは。」

マドレーヌ「それがわからないのよ。」

綾「それでどうしたの?」

マドレーヌ「お母さんが私たちの家に来て、コロナワクチンの毒を消すお茶を持ってきて、それをうちらに飲ませようとしていたの。何が何だかわからなくて。それでお兄ちゃんと一緒に逃げたの。」

チャイナ「コロナワクチンの毒を消すお茶!?」

颯輔「あ、あれね。あんなもの全くのウソだよ。」

マドレーヌ&チャンポン「え!?」

綾「これ、どっかの精神科の医者がワクチンの害をデトックスするお茶を「治験」として販売して、金儲けしているよ。そのお茶の効果は実証されていないし。第一、ワクチンの成分を訳の分からないお茶で消すのは不可能だよ。」

チャンポン「じゃあ、イベルメクチンがコロナに効くっていうのは…。」

綾「イベルメクチンなんて効果ないよ。日本や海外で治験をやっているけど、治験データではイベルメクチンがコロナに効くどころか、重症化の抑制でさえもできてないよ。それに、イベルメクチンを服用した人が健康被害を起こして入院した人が増えているし。」

チャンポン「マジか…。」

颯輔「どういうことですか?」

マドレーヌ「お兄ちゃん、イベルメクチンの過剰服用で中毒を起こして、一時入院したんだ。お母さんが毎日イベルメクチンを飲むようにと言われて。」

チャイナ「オカンのやっていること、虐待だよ!!」

颯輔「明らかに反ワクだよね。」

綾「そうだよね。今家に戻ったらまずいことになるから、ウチらの家に泊めたいところだけど、親がいるから無理かな…うちのアドバイザーに聞いて、泊めてもらうようお願いしてみる。」

マドレーヌ「お願いします!!」

その後、綾がアンダークラブのアドバイザーに連絡して、ウチら2人を泊めてもらうようお願いしたところ、相手が引き受けてくれた。

 

その後、綾たちが所属するチームのアンダークラブのアドバイザーの紀章さん(40歳・バス会社勤務)がやって来て、その方の家に泊まることになった。

チャイナが他の「梅の実」メンバー何人かにお願いして、お母さんを鹿児島に帰るようお願いした。お母さんはずっと私たちの家に居座っていて、なかなか帰ろうとしない。

しばらくして、お父さん(チャーシュー・ぶた・♂11歳)が、「店が人手が足りないから帰って来てくれ!」って言われて、やっと鹿児島の実家に帰った。

 

お母さんが鹿児島に帰った後、やっと私たちは家に戻れた。チャイナをはじめ、アンダークラブメンバーの綾きょうだいには感謝しかない。ありがとう。

 

そして、お母さんをはじめとする反ワクチン派のメンバーたちと造反組の元メンバーたち、会費に不満があって辞めてしまった元メンバーたちとの分断で、「梅の実」が再び崩壊するとは、私たちは知る由もなかった。

 

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