青田(34歳・商社勤務)だ。
こないだコロナに感染して、ひどい目に遭った。
*問題の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2020/10/20/160000
幸い薬で何とか回復したが、入院もできず、会社中にコロナに感染したことがバレてしまい、会社に復帰しても同僚との差別が起こるかもしれない。
「梅の実」でも私がコロナに感染したことがバレてしまい、しかも井上さん(41歳・信用金庫勤務)と則子さん(37歳・メーカー勤務)の不倫騒動の騒ぎがあって、周りから攻撃を受けた。
*問題の記事はこちら!→https://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2020/11/10/180000
メンバーを呼んで、オンラインチャットにて抗議をした。
~ここからはオンラインチャットによる会話です~
青田「おい!!SNSに投稿したメンバーは誰だ!!」
尋之(高2)「知らないっすよ。」
清子(34歳・主婦)「青田さん、コロナに感染したんですね。大丈夫ですか?」
青田「ああ。」
水蓮(ポニー・♀2歳)「アビガンを飲んだんですか?」
青田「いや。飲んでいない。普通の解熱剤と抗生物質だけだ。」
賢一郎(25歳・メーカー勤務)「やっぱりネトウヨはアビガンが飲めないんですね。」
沙由子(24歳・建設会社勤務)「あれは政府寄りの上級国民しか飲めないんじゃないですかね。普通のネトウヨでは一般国民と同じで検査も後回しにされるし、アビガンも飲めないしね。」
松沢(38歳・芸人)「中央町支部ではアンダークラブメンバーの俳優が第2波のコロナに感染したけど、アビガンは飲んでいなかったよ。」
武尊(中1)「ぼくは第1波のコロナに感染しましたが、アビガンは飲んでいません。年齢的にアビガンはダメだったので、ぜんそくの治療薬で回復しました。」
均(高1)「うちのチームは正規メンバーでは感染者がいなかったけど、アンダークラブメンバーでは2人感染者が出ました。1人は社会人のメンバーで、もう1人が中学生のメンバーで、中学生はその父親も感染しました。」
水蓮「症状はどうだったの?」
均「中学生親子の方が症状がひどくて、特に父親が意識はありましたが、重症でした。地元の病院に入院をして、中学生は武尊と一緒で、ぜんそくの治療薬で回復しましたが、父親はアビガンを服用して回復しました。父親はコロナの後遺症で不整脈が出ており、仕事をしながら後遺症の治療をしています。社会人の方は軽症だったので、自宅で隔離をして回復しました。しかし、社会人の方も回復後にコロナの後遺症でだるさが続いており、なかなか仕事にも行けない状況が続いています。」
水蓮「中学生の子は後遺症はあるの?」
均「親は後遺症は出ているけど、子ども本人は出ていないと聞いた。」
武尊「ぼくもコロナ回復後にだるさが出ており、学校に行けてる日と行けてない日があります。」
尋之「コロナってそんなにひどいんだ…。」
青田「それよりも井上さんと則子さんが歩いていた写真がSNSで拡散されたんだ。誰かいるのか!?」
香奈(中2)「ウチは井上と真知子(中1)のお母さんが仲良く歩いているのを写メで撮って、真知子に送ったけど。」
青田「お前だろ!!SNSで拡散したの!!」
香奈「ウチじゃないよ!!ウチは真知子だけに写メを送っただけで、一緒にいた千鶴(中2)も何もしていない。ウチを犯人扱いしないで!!」
青田「そうか…。」
尋之「ていうか、青田さんは子どもには厳しいよね。「梅の実」の子たちはみんなバカじゃないメンバーばかりなのに。」
水蓮「そうだよ!!これって、いじめじゃん!!」
清子「子どもたちを犯人扱いして、責め立てるのは本当にやめてほしい!!これじゃ子どもたちがかわいそうです!!青田さんたちは私たちの言うこと、考えていることはいつも反発しているじゃないですか!?これじゃみんなに嫌われますよ。」
それから犯人はいなかったことで、この日のオンラインチャットが終わった。
その頃、「梅の実」の医療従事者メンバーたちがSNSでデモをおこし、「梅の実」のチャットでもデモをおこした。
>もうメンバーたちは仕事にも学校にも行くな!!オレらがどんな思いで仕事をしていると思っているんだ!!(一世・36歳・救命医)
>そうだよ!!ウチらがコロナ対応に追われているのに、何であんたたちは遊んでばかりいるわけ!?(雛乃・23歳・看護師)
>もっと医療従事者のことを考えろや!!この糞連中が!!(優友・23歳・看護師)
>私たちだって生活がありますし、遊びたいときは遊びたいですよ!!それなのに私たちの声を無視して、みんな遊び放題。仕事も学校もSTAY HOME無視。もう怒りをこみあげてどつきたくなるわ!!!(ウララ・ひつじ・♀9歳)
>何!?何で怒っているの!?(水蓮)
>青田のこともあるし、他のメンバーたちもコロナに感染しているし、STAY HOMEを守っていないメンバーたちに怒りをぶつけているんじゃない?(尋之)
>もうあなたたち、デモをおこすのはやめなさい!!!(亜沙美・26歳・看護師)
>亜沙美さん!!(環奈・22歳・看護師)
>何でやめさせるんですか!?(春馬・27歳・外科医)
>あなたたち、そんなバカなことをして何が変わるとでも思っているの!?あなたたちは医者であり、看護師であり、医療従事者です!!こんなことをやっているんなら、さっさと仕事をしなさい!!!(亜沙美)
と、看護師メンバーのリーダー格の亜沙美によって、デモが強制的に終了となった。
翌日、クミン(くま・♂3歳)が日本の全メンバーを集めて、オンラインチャットを開始した。
~ここからはオンラインチャットによる会話です~
クミン「新型コロナで一部のメンバーたちが感染し、医療従事者のデモや一部のメンバーたちの不倫騒ぎでめちゃくちゃになっているじゃないか!!なんでこんなことになったわけ!?」
井上「それはこっちが聞きたいよ。」
真知子「本当に汚らしいですね。あなたたちは。井上さんとうちのお母さんは不倫をしたんですよ!!こんなメンバーがいる「梅の実学園」はサイテーだわ!!」
井上「違う!!これは誤解だ!!」
真知子「何が!?私は2人が不倫しているところを香奈さんの写メを通じて見たんですからね!!白状をしろや!!」
井上「今、お母さんはここにいる。」
真知子「は!?やっぱり不倫をしているじゃない!!汚らしい!!!」
香奈「そうだよね!!あんたたち2人と青田、健四郎さん(44歳・公務員)夫婦はネトウヨだもんね。ウチらをいじめる悪党だもんね。」
賢一郎「それにこの5人と古山さん(63歳・衆議院議員)とはグルで、「梅の実学園」をつぶそうとしているしね。」
環奈「それに、健四郎さん夫婦以外のメンバーでSTAY HOME無視して会食をしたじゃないですか!?毎日会食続きだったら、コロナにも感染するわ!!」
田中(30歳・商社勤務)「うちの会社では青田さんがコロナに感染したことがみんなバレているんですよ。もう青田さんを係長職から外そうとしているしね。」
青田「田中!!どういうことだ!?」
田中「会社は社員がコロナに感染しないよう、細心の注意を払いながら仕事をしているんですよ。村山専務(65歳・商社勤務)も持病があるから、普段参加している会食も断って、STAY HOME厳守で生活をしているからね。それなのに、今回うちの会社で感染者が出た。すでに取引先や一般人から苦情や誹謗中傷の電話が殺到して、ひどい状況だったんですよ。1人がコロナに感染するとみんなが迷惑をするんですよ。今回の件はみんな青田さんのせいですよ!!」
青田「私のコロナ感染でこんなことになるとは…。」
隼人(高3)「もうネトウヨたちはいい加減に目を覚ましたらどうですか?あなたたちの大好きな安倍首相は病気を理由に辞任して、政権を握ることができないですよ。」
拓矢(40歳・IT関連会社勤務)「今は菅官房長官が首相になって、政権自体もひどくなっている。「桜を見る会」などの不祥事も隠ぺいし、マスコミも自分たちのいいように操られている。旧安倍政権が悪事を起こしている張本人は安倍前首相だが、裏で操っているのは安倍前首相ではなく、その女房役だった菅首相だ。」
翔希(中2)「もうネトウヨたちは安倍首相大好きだから、安倍首相を応援したくなるけど、菅首相だと応援したくなくなるもんね。」
青田「確かに安倍首相を応援していたが、菅官房長官は応援していない。」
隼人「安倍首相と菅官房長官は同じ政権にいるのに、性格も生い立ちも全く違う。安倍首相はバリバリの世襲のお坊ちゃまだけど、菅官房長官は田舎のいちご農園の一家。大学は苦労して勉強していたようだけど、政治家になると隠蔽体質に変わっちゃうんだよね~。やっぱりお金があると人の心も変わっちゃうしね。」
水蓮「それより、何で井上さんと則子さんが不倫をしたんですか!?」
井上「確かに則子と一緒に飲んでいたことは事実だが、やましいことはしていない!則子は自分の家族のことで悩んでいたし、私自身も妻と子どもが出て行ってしまって、ずっと一人で暮らしていた。青田や古山先生とともに飲みに行ったことも事実だ。」
雛乃「あなたたちのせいで、ウチら医療従事者の仕事が増えたんですよ!!救命やICUはずっとコロナの治療ばかりで、ウチら一般病棟や外来もコロナ患者のトリアージで毎日疲れてる。姉(礼乃・29歳・看護師)はおい(叶夢・2歳)が通う保育園で保育士や保護者からいじめられて、自殺未遂をしたんです!!」
環奈「ウチのところはコロナの院内感染で、患者や同僚たちが感染しました。それでコロナ感染病院とのレッテルを貼られて、近所から風評被害に遭っています。」
優友「ぼくの勤務先の病院も院内感染が発生して、患者や同僚たちがコロナに感染しました。環奈のところの病院のように風評被害や差別を受けられて、どこにも出かけられない状況です。ぼく自身も同じ病院に勤務する彼女(奈智・22歳・看護師)がおり、いつもだったらデートをしていますが、今回のコロナでどこにも行けず、ランチもお互い別々で食べています。コロナで周りの同僚たちの生活も大きく変わってしまい、すでに退職を希望している同僚たちもいます。それに、国や自治体はお金も物資も出さず、本当に怒りを覚えています!!ぼくも彼女も看護師を辞めようと考えています。」
雛乃「私も看護師を辞めて、自由に遊びたいです!!コロナで過酷な仕事をしている割には給料が下げられる、周りから差別を受けられるんだったら、やってても意味がないのかなって思う。」
ウララ「看護師だけでなく、医者も他の医療従事者もみんな病院を辞めたがっています。私は事務職員をしていますが、コロナ対応で本当に疲れ切っています。」
清子「お気持ちはわかります。私たちもなるべくはSTAY HOMEを厳守しています。しかし、医療関係以外の職業でも仕事は必ずありますし、一部を除き、多くの職場ではテレワークができず、外で仕事をしなければなりません。」
水蓮「学校だって一部の私立以外は学校には必ず行かなければならない。部活もいつも通りです。」
雛乃「これじゃ、感染するリスクがありますよ。国をロックダウンしない限り、感染者は増えるだけです。」
和弥(25歳・看護師)「雛乃の言う通りで、すでにうちの病院では医療崩壊が起こっており、救命やICU、HCUだけでなく、一般病棟も外来もコロナのトリアージをしなければならないんだ。しかも神奈川にある精神科専門の姉妹病院の医療スタッフの応援に来てまでコロナ対応を毎日やっているんだ。それでも感染者は日に日に増えてきて、一般人がSTAY HOMEを厳守しなければ減ることができないんだ。同僚の中には家に帰っていない人も多く、心身ともに疲れている人もいるよ。」
莉緒(23歳・メーカー勤務)「ウチの彼氏(巧都・23歳・看護師)とはよくデートをしていましたが、今回の新型コロナでデートもできなくなり、ずっとLINEのやり取りばかりです。彼氏は看護師をしているので、毎日コロナ対応に追われていて、彼氏の家族も医療従事者なので、同じようにコロナ対応に追われています。彼氏とその家族に迷惑をかけないためにも、ウチもSTAY HOMEを心掛けていますが、会社の同僚や周りの人たちはみんな外に出ていて、普通に遊びに行ったり、普通に旅行に行ったりしています。これでは何の意味もないですし、コロナ患者が増えるばかりです。コロナ患者を一人でも増やさないようにするためには、私たち一般国民が意識してSTAY HOMEを厳守したり、「新しい生活様式」に沿った日常生活を厳守しなければいけないのではないでしょうか!?」
クミン「莉緒さんの言うとおりだよ。旅行業者やサービス業には申し訳ないけど、コロナが終息するまでは旅行や飲食を禁止にする、学校はオンライン授業、会社はなるべくはテレワーク、家庭でも学校でも職場でも地域でも手洗い・うがい・手指の消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスに基づいた生活様式にすることを意識しないといけないよ。」
亜沙美「それに環奈たちは国や自治体、一般国民に対して、SNSでデモを起こした。仕事がいつもよりしんどい、給料が減らされた、彼氏・彼女に会えない、家族に会えない、お金や物資がもらえない、精神を病んでいる、周りからいじめや誹謗中傷を受けている、死にたい…。つらい気持ちは私もよくわかる。私も今までよりも過酷な仕事で、先が見えない終息にとまどいもあった。でも、あなたたちは医療従事者です!!あなたたちがいなかったら、誰がコロナ患者を助けるのですか!?他にはない私たちだけです!!医療事務は経験がなくてもなれるけど、医者や看護師などの医療従事者は資格がなかったら仕事をすることができない。医学生や看護学生では仕事はできないですよ!!少しは反省しなさい!!!」
医療従事者メンバー全員「はい。」
亜沙美「クミン、今回デモを起こした医療従事者メンバー全員を処分してください。」
クミン「それは考えとくよ。それより井上さんたちの件だよ。」
井上「則子たちともに会食をしていたが、友達の関係だ。同じ高校の先輩後輩としてだ。則子も家族がいるし、私も別居はしているが家族はいる。まだ離婚はしていないし、家やラブホテルで寝たことも一度もないし、キスもない。今は則子がうちに泊まっているが、子どもの部屋で寝ていた。今回の件で則子のご主人(勇男・39歳・公務員)と子どもたち(真知子&英男・小5)には迷惑をかけてしまった。本当にすまない。」
隼人「真知子、許してやれよ。」
真知子「嫌!!絶対に許せない!!2人とも死ねばいい!!」
香奈「真知子!!」
勇男「井上さん、私は信じていました。妻が不倫をしていないことを。だから今回は私が許します。明日、妻を家に帰してください。」
真知子「お父さん!!ウチは絶対に嫌!!こんな汚らしい女と住むなら、ウチは出て行く!!」
勇男「出て行ったら誰が面倒を見てもらえるんだ?出て行ったらホームレスになってしまうぞ。ネットカフェで泊まるお金なんてないだろ?」
真知子「…。」
勇男「則子、いるだろ?出ておいで。」
則子「あなた…ごめんなさい!!」
真知子「…。」
則子「私、子育てに追われていて、仕事に集中できなくて、つい家事をサボってしまった。特に真知子との対応に困っていて、どうしたらいいのかわからなくなった。私が卒業した「中央高校」を娘に行かせたかったけど、娘はそれを拒否した。それでいつもケンカになって、つい手を出してしまった…。」
勇男「真知子の高校は「中央高校」ではなく、好きな高校に行かせるべきだよ。英男もそう。それに応えるのが私たち夫婦の使命だよ。」
則子「あなた…。」
拓矢「私も勇男さんの奥さんや青田さんたちと同じ、「中央高校」の卒業生です。私は小学生のころから受験を強いられ、中学受験で国立大学の附属中学に、高校受験で「中央高校」に進学しました。そして大学受験で「東西大学」に進学しました。しかし、大学では勉強もせずに遊んでばかりの学生が多くて、高校時代まで勉強漬けだったのが、大学では大きく変わってしまい、そのギャップで学ぶ意欲を失ってしまい、大学を中退しました。それではいけないと思い、秋ごろにアメリカの大学に進学しました。アメリカでは真剣に勉強に励んでいる学生が多く、すごくレベルが高かったので、卒業するまでは大変でした。でも日本の学校よりも楽しかった。アメリカでは大学だけでなく、初等教育や中等教育の学校も卒業・進級が厳しい。反対に進学するための受験なんてない。「中央高校」は都内有数の進学校だが、校則が自由の反面、勉強が厳しい。しかし、学校を卒業するよりも、いい大学に進学するために勉強をしている。大学受験のための予備校化となっている。人間として社会に出ても恥ずかしくないような教育はしない。こんな日本の教育では子どもたちがダメになってしまう。それで自分の子どもたち(由奈・17歳&脩哉・14歳)には幼稚園から高校までインターナショナルスクールに通わせています。インターナショナルスクールはアメリカやヨーロッパと同じような教育を行うので、卒業・進級までの勉強が厳しい。でも、日本の学校のように塾や予備校のような授業を受けさせるよりはまだましです。「中央高校」では卒業生の中には政治家もいますが、今の国の生活を考えてくれる政治家はいるのでしょうか?自分たちの利益のために政治家になっているのがほとんどです。あとは世襲が多いです。供託金だって、他の国よりも何倍も高い。一般庶民が政治家になりたくてもなれない現実があります。そこを変えない限りは同じような政治家ばかりが集まります。」
清子「青田さんは今回コロナに感染しましたが、PCR検査はすぐに受けられましたか?」
青田「かかりつけの医者からはコロナの疑いが認められたが、保健所側が検査を断られた。しかも何度訴えても断られた。それで医者の勧めである大学病院の検査センターを予約して検査を受けた。感染から検査結果が出るまで1週間以上はかかった。しかも、自主的に受ける検査は保険適用外で、家族分を合わせて20万円近くもかかった。」
武尊「それが日本のコロナ対応の現実ですよ。ぼくの場合は父親が先に感染して、父親から自分に感染しました。ぼくのところも保健所に何度も検査を断られて、都内のあるクリニックがPCR検査をやっていたので、父親とともにクリニックに行って検査を受けました。やはり1人4万円はかかりました。」
隼人「これが安倍政権、いや、菅政権がやっているコロナ対応ですよ。PCR検査を拡充すると言っときながら、実際はほとんどの国民が公費負担のPCR検査を受けさせてもらっていない。反対に西村康稔経済産業大臣などの閣僚たちや安倍政権寄りの一部の上級国民に対してはすぐに検査を受けさせている。国がPCR検査を隠蔽しているんですよ。」
翔希「それで何度も検査を断られて、やっと検査を受けれた時点で重症化になるケースが多い。もっと早くに検査を受けていれば救える命が増えるはずだし、無症状でもコロナに感染していることがわかれば、自宅で隔離ができる。医療従事者の負担も減っていく。新型コロナは指定感染症で、2類相当だが、政府は5類に下げて、コロナ対応を隠蔽しようとしている。こんなバカな政権はないですよ!!」
青田「全然知らなかった。自分は上級国民と思っていたので、まさか自分がコロナに感染して、検査の対応が遅れてしまうなんて思いもしなかった。私たちが考えていることが間違っていたんだ。」
尋之「あのさ、こないだ青田さんが井上さんと則子さんが写っていた写真をSNSにアップした「梅の実」メンバーは誰?」
梨佳(中1)「あの、SNSにアップした真犯人のメンバー、私知っています。」
青田「一体誰だ!!」
梨佳「同じチームの早憂さん(中2)です。」
尋之「早憂が!?」
香奈「どういうこと!?」
梨佳「東京の各チームで事実確認をしたんですが、誰もいなくて、同じチームの史香さん(中2)が早憂さんの携帯写真を偶然目撃して、その中に井上さんたちが写っている写真が見つかって、投稿したSNSの写真と確認したら一致していたんです。」
クミン「早憂、いるの?」
早憂「…ウチ、青田や健四郎夫婦にいじめられて、ずっと腹が立っていたから、塾に行くことを理由にして、仕返ししてやろうと思った。それで中央町の繁華街を歩いたら、偶然井上と真知子のお母さんが一緒に歩いていたのを目撃して、それで写メを撮って、SNSにアップした。ちょうど青田がコロナに感染した情報もあり、ウチにとっては格好のいい仕返しとなった。仕返しをしたらすごく快感だった。」
清子「快感でもやっていいことと悪いことがあるでしょ!?」
早憂「思えない。ウチは今のチームでずっと嫌なことばかりだったから、ストレスがたまっていた。仕返しをして何が悪い?」
香奈「早憂、あんたのせいでウチが犯人扱いされたんだよ!!ウチに謝って!!あと、井上さんと真知子のお母さんにも。」
早憂「嫌!!謝んない!!ウチがどれだけ嫌な思いをしたのかわからないわけ!?ここにいるみんな、みんな死ねばいいんだ!!」
梨佳「私は年下だからエラソーには言えないけど、香奈さんや井上さんたちに謝って!!早憂さんはそんなことをする子じゃないと思う。」
水蓮「何かあったの?」
梨佳「私が所属する西町チームでは独自で3つのグループ分けがあって、中学生以下のグループと高校生~25歳までのグループ、26歳以上のグループに分かれたんだ。それで中学生以下のグループでは大人たち数人が一緒で、その中に青田さんと健四郎さん夫婦もいたんだ。そこで私も含め、青田さんたちに服従をされ、嫌な思いをしたんだ。特に早憂さんは青田さんたちに「とろい」とか「クズ」とか言われて、一部のメンバーたちは影でコソコソ話していたんだ。その後、早憂さんは小さい子どもたちを殴る、蹴るなどの暴力をおこして、子どもたちにけがをさせた事件があって、それで他のチームや支部からもその情報が流れて問題になって、独自で作った3つのグループは消滅して、他のチームと同じようになった。」
クミン「西町チームの件はあとでぼくにも情報が流れて、「梅の実学園」がやっている内容と逸脱しているとして、青田さんと健四郎さん夫婦は高校生を含めた子どもメンバーたちとは関わらないでくれって、無期限の育成停止処分を下したんだ。」
早憂「ウチは今のチームが本当に嫌で、「梅の実」を辞めたかった。けど、史香と仲が良かったし、離れるのが嫌だったから、できなかった。誰にも相談ができなかった。ウチは…ウチは…あああああ!!!!!」
史香「早憂、泣かないで。ウチがいるじゃない。今回の件はちゃんと罪を償うべきだし、被害に遭ったみんなに謝るべきだよ。あと、青田さんも井上さんもウチらに謝って。」
青田「すまなかった。」
井上「私も。他のメンバーも含めて。」
尋之「やっと罪を認めましたか。もう大好きな首相も辞めたことだし、もう目を覚ましましょうや。」
クミン「今回問題を起こした早憂、青田さん、井上さん、則子さん、古山さん、医療従事者メンバー全員、青田さんたちを誹謗中傷したメンバー全員に対する処分については審議をするよ。厳正な処分を科されても抗議は許さないからね。わかった?」
全員「はい。」
これでリモートでの「公開処刑」が終わった。
その後、クミンや東京本部のリモート審議会で、早憂がメンバーたちの私生活を無断で盗撮して、SNSに投稿した罪として、無期限の活動停止処分が下された。
そして、私と井上さん、則子さん、古山先生、デモを起こした医療従事者メンバー全員、私たちを誹謗中傷した一部のメンバーたちにも一定期間の活動停止処分が下され、しばらくは「梅の実」の活動ができなくなった。
今回の新型コロナの発生で、政府に振り回され、自治体にも振り回され、「梅の実」のメンバーたちはみんなコロナで疲れている。
一日でも早い終息をしてほしいと願うばかりだった。
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